場末の文体論

小田嶋隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784822249533
ISBN 10 : 4822249530
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
追加情報
:
212p;19

内容詳細

オダジマはいかにしてオダジマになったのか?ネットで大人気コラムを連載する著者が、その心の故郷を初めて明かす。激論を巻き起こした数々の名コラムを生み出した「文章の職人」の秘密に迫る。

目次 : マンボウに乗った少年/ 談志中坊に宿る/ ワズ・ア・ソニー・ディ/ いつかゴミになる日まで/ お父さんが大学に行った理由/ ワイルドでは生きていけない。マイルドでは生きていく資格がない。/ でもとだからの間/ 科学の子の未来/ イタリヤのリタイヤと維新の真意/ 朝日の落日/ 最大与党を代表して一言/ そうせんきゃならぬがゆえの総選挙/ イージー殴打の教室/ 小田嶋vs津田大介

【著者紹介】
小田嶋隆 : 1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あちゃくん さん

    前半はノスタルジーに浸ったオダジマさん、なので氏独特の毒気は無し。後半に行くにつ入れて政治の話が増えていくんだけど、そちらもいつもに比べて、批評の鋭さは感じられないです。けど、クロスビートに連載持っていた頃からファンだった僕のような者にとっては、とりあえずオダジマさんの文章が読めればって感じなので、まぁ満足です。

  • けんとまん1007 さん

    年代が近いこともあるのか、どれもこれも納得できるところが多い。今の時代にアラームをあげているように思えるのは、自分だけだろうか?その根底にあるのが、面倒くささを避ける風潮と、少数派でいることを避ける風潮なんだと思った。だから、結果として、ぱっと見のところだけで判断してしまうし、かつ、今しか考えない人が増えてきているのだろう。手間をかけること、自分の頭で考えること、自分の肌で感じること、そして、自分の文体で書くこと・・これに尽きるのだろう。

  • スリーピージーン さん

    著者のイメージが変わった。もっと理論的、理屈っぽい人かと思っていた。政治に関する考え方も、とても共感できるところが多かった。”立候補するような奴には投票したくない”とはうまい言い方だ。読書歴やタバコに関する話題でもわりと普通の感覚を持った人なんだなと感じた。それでも表現が秀逸なので多くの人から支持されるのだろう。エッセイやコラムを読むたびに思う。考えてはいても、これだけのことをまとめて文章にして他人に読ませるというのは本当に大変な技だ。巻末の津田大介氏との対談も、縁台でおっさんが話してるみたいで面白い。

  • R さん

    深夜ラジオでも聞いているかのような、暴論と極論で楽しく世間を茶化すようなコラム集でした。時事ネタや、政治ネタが多いので、好き嫌いが分かれるだろうと思いつつも、さらさらと読み捨てていくような読み方にぴったりの、消費する文章という感じを覚えたのであります。スパイシーな話題が多いので、なんとなし、感想をつぶやきたくなるようでもあり、こういう文章もあるのだなと感心しました。

  • ophiuchi さん

    図書館本。どれもWebサイトで読んでいるはずだと思うが、初めて読んだように感じてしまう文章も多かった。本で読むと微妙に印象が変わり、その意味でも面白かった。コラムニストの要件はポジショニングにある。

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人物・団体紹介

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小田嶋隆

1956年東京赤羽生まれ。早稲田大学卒業。食品メーカー勤務などを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。2022年、はじめての小説『東京四次元紀行』(イースト・プレス)を刊行、6月24日病気のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

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