ポエムに万歳!

小田嶋隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103349518
ISBN 10 : 4103349514
フォーマット
出版社
発行年月
2013年12月
日本
追加情報
:
223p;20

内容詳細

目次 : 1 ポエムに万歳!(ニュースがポエムになるとき/ 「ポエム」化する日本 ほか)/ 2 事件はスマホで起きている(「動員の革命」か大人の遠足か/ 電子メールはあと2年で終わる ほか):3 制御された欲望(レッズサポに「群集」の未来を見た/ ファッションを考える ほか)/ 4 オレの責任じゃない(偽装の発生過程/ 高齢者の犯罪 ほか)/ 巻末対談 ポエム考―CMプランナーにして、作詞家。麻生哲朗さんと。

【著者紹介】
小田嶋隆 : コラムニスト。1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • あちゃくん さん

    小田嶋さんのコラム集。タイトルから最近小田嶋さんがよく言っている「ポエム化」についての論考が多いのかと思ったがそうでもなかったです。。ただ、やはりこの人のもの見る角度は面白いなと今回も感じました。自分がサッカーファンということもあり、レッズサポの考察が面白かったです。

  • 北杜夫そっくりおじさん・寺 さん

    名コラムニスト小田嶋隆の2013年の時評集。今読んでも古くないのは、最近の事件だからというのもあるが、現状が改善されていないというのもあるだろうな。書名になっているのは、日本のあらゆるメッセージがポエム式になっている事を指摘したコラムに由来。どの時評も感服する分析ばかりだ。私が特に共感したのは180ページ『お笑いにつかれてきた』というエッセイ。「(引用者前略)面白いお笑いにさえちょっと飽きている」「人間は、そんなに笑う必要があるのか、ということだ」私はお笑いは好きだが、大いに同感である。お勧め。

  • もりくに さん

    物事を考える時、指標にしていた一人が、小田嶋隆さんだった。彼が昨年亡くなったことは、とても大きな痛手だった。この本は十年以上前に出版されたコラム集。「まえがき」で「コラムは、時間とともにカビる」と書いているが、どうして「カビ」てないから、すごい。「ポエム」を彼なりに定義すると、「書き手が、詩であれ、散文であれ、(中略)とにかく何かを書こうとして、その何かになり切れなかったもの」。その典型例として、中田英寿の引退メッセージを挙げ、メディアの大騒ぎぶりを批判。その後大の大人がポエムを「カマ」す基準が低下と。

  • かんやん さん

    雑誌はナマモノで、コラムはカビてゆく、と言う。読んで納得(2013年の本)。それにネタを求めてテレビばかり見てたら、粗探しにならないか、とも。まあ、面白くないなら、見なきゃいいじゃんと普通に思う。さて、いわゆる一つのポエム問題であるが、TV演出上のナレーションのポエム化に対する嫌悪というのは分かる。しかし、中田英寿の引退メッセージをあげつらうのはどうか。アスリートが感情を決壊させたから、どうだというのだ。今、ポエムといったら環境大臣が浮かぶが、社会のポエム化を予測した先駆的な考察だと言えるかも。

  • katoyann さん

    プライベートな感情を吐露する「ポエム」的な文章が増えた世相を切るコラム。「私生活ストリップ」とまで呼ぶポエムは詩とは似ても似つかないナルシスティックな感傷である。その有名な例は中田英寿の引退時のコメント。このあたりからポエムが流行して、柴田トヨさんのご長寿ポエムも大ヒットした。ポエムの効用は、現実から目を逸らすことにある。得体の知れない感動に包まれていくうちに冷静に物事を判断することができなくなっていく。後半はインターネットにおける匿名の悪意についての解析。嫉妬が蔓延る世界では私的制裁が起きやすい。ふむ!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

小田嶋隆

1956年東京赤羽生まれ。早稲田大学卒業。食品メーカー勤務などを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。2022年、はじめての小説『東京四次元紀行』(イースト・プレス)を刊行、6月24日病気のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

プロフィール詳細へ

小田嶋隆に関連するトピックス

  • 【訃報】 小田嶋隆 コラムニストの小田嶋隆さんが病気のため死去されました。享年65歳でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。 HMV&BOOKS online|2022年06月24日 (金) 18:00
    【訃報】 小田嶋隆

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品