歴史学ってなんだ? PHP新書

小田中直樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569632698
ISBN 10 : 4569632696
フォーマット
出版社
発行年月
2004年01月
日本
追加情報
:
18cm,205p

内容詳細

歴史小説と歴史書のちがいや従軍慰安婦論争などを例に、日常に根ざした存在意識を模索する。歴史家たちの仕事場を覗き「使える教養」の可能性を探る、素人のための歴史学入門講座。

【著者紹介】
小田中直樹 : 1963年生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科単位取得退学。博士(経済学)。東京大学社会科学研究所助手を経て、現在、東北大学大学院経済学研究科助教授。専攻は社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ころこ さん

    ホワイト『メタ・ヒストリー』のような大著ではない本ということで読んでみました。知識ゼロで読めるので、メタヒストリーに関心が無くても、知的なことに関心があるが難しい本はイヤというひとにお勧めです。歳を取って来ると、否応なく自分は歴史的な主体だということと、周囲のものの価値もまた歴史的な網の目によって構成されていることが分かってきます。そのような実感が無い人も、歴史学は科学とコモン・センスの組み合わせだというのが著者の主張を読みながら考えていく経験が、次のちょっと難しい本を読み切る力を与えてくれると思います。

  • 崩紫サロメ さん

    再読。歴史学とは何か、平易な語り口でありながら、2004年時点での歴史学をとりまく諸問題を一通り網羅しているように思う。即ち、構造主義的な考え方からの言語論的転回(→歴史を明らかにすることができるのか)、歴史書と歴史小説の違い、歴史は社会の役に立つのか(立つべきなのか)、終盤で少し触れただけになったが「記憶」の問題。歴史家に必要な資質は「疑い、ためらい、行ったり来たりすること」という当たり前のことを改めて考えさせられる。

  • 金吾 さん

    歴史は事実はわかっても真実にはなかなか到達出来ないと考えていますので、興味深く読みました。一次資料といえど意図があるのでやはり難しいのだろうと思います。

  • ステビア さん

    仕事のため8年ぶりに再読。遅塚先生と全く同じこと言ってるなぁと。

  • coolflat さん

    歴史小説では最終的な判断を著者の実感に基づかせる事が認められている。だから歴史小説では筆者である小説家は想像の翼を広げられる。これが歴史小説のメリット。その一方幾ら史料や先行研究を利用し叙述のみならず分析を加えているとしても記述の信憑性に疑いが残ってしまう。これが歴史小説の限界。これに対し歴史書はあくまでも史料や先行研究の中でそれを根拠に考察を進める。そして根拠がない場合は「わからない」と述べるか、或いは「これはあくまでも仮説である」と断らなければならない。これは歴史書の限界でもあり基本的な特徴でもある。

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小田中直樹

東北大学教授。専門はフランス社会経済史、歴史補助諸科学(歴史理論、歴史学方法論、歴史教育論、史学史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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