在日二世の記憶 集英社新書

小熊英二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208573
ISBN 10 : 4087208575
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
761p;18

内容詳細

「一世」以上に劇的な運命と、アイデンティティをめぐる困難な問いに翻弄された「二世」たちは、「戦後/解放後」の時空を、各分野のパイオニアとして、逞しく生き抜いてきた。三〇〇〇本以上のヒットを量産した天才打者、哲学者、実業家、医師、社会運動家、ミュージシャン、僧侶、伝統工芸職人、格闘家、劇団員、マジシャン、映画人―。「在日コリアンの声を記録する会」がまとめ上げた五〇人のライフ・ヒストリーは、いずれも深い感動を呼び起こす。足掛け一三年にわたって完成した、近現代史の第一級史料。

目次 : 共生のこの地に「コリア文化博物館」の実現を/ 宝塚で外国人市民の共生目指して/ 担任の机に入ったままだった「就職希望書」/ 元アートネイチャー会長にして俳人の身世打鈴/ 天才打者の壮絶な被爆体験/ 親父はどうして、あんな生き方しかできなかったのか/ 関東大震災の直前、日本にやって来たアボジ/ 囲碁で結ばれた同砲との絆/ 「東九条マダン」は、僕らの目指す社会像やねんね/ 川崎・桜本に生きる〔ほか〕

【著者紹介】
小熊英二 : 1962年生まれ。歴史社会学者。慶應義塾大学教授

〓賛侑 : 1947年生まれ。ノンフィクション作家

高秀美 : 1954年生まれ。ライター・編集者。在日朝鮮人の記録を残す仕事に携わる。「海峡」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おかむら さん

    新書で700p超えの超ボリューミーな本にびびったけど、50名もの人生の聞き書きに圧倒されました。濃ゆいので1日10人くらいつつ読んだ。日本で産まれた日本人(私)には見えてなかった在日コリアンの人生。学校や名前や国籍を選択しなければならないということ。そしていろんな差別の中でも就職差別。職業の自由がないなんて考えたこともなかった。貧乏あるあるなのか、父が酒飲みで暴れがち母は働き者ってパターンがやたら多いのが面白い。この本の前に「在日一世の記憶」もあるので読むわ。そして「三世」も出してほしいわ。日本裏面史。

  • ばんだねいっぺい さん

     閉じてすぐ、前作「在日一世の記憶」も読んじゃおうと決意。NHKの「ファミリーヒストリー」が好きな人にオススメ。思うことが多すぎてまとめきれないから、まとめないことにする。

  • BLACK無糖好き さん

    本名と通名、言語、国籍、己のアイデンティティに揺れ動く「在日二世」50人のライフ・ヒストリー。本書に登場する人々は日本社会で困難な境遇にありながらも、屈する事なく様々な分野で一定の成功をおさめた人が中心。自分の過去を語る事にそれほど抵抗はないだろう。逆に「在日」の直面する現実に打ちのめされ、社会の底辺に押し潰されてきた人々の声は本書に反映されていない。読み物としての面白さ、一般書として商業性をもたせるといったコンセプトで編集された以上致し方ないが、もっと幅広い層の声を吸い上げる姿勢を示してほしかった。 

  • マサキ さん

    歴史を知ることが自分たちのルーツを知る意味でとても大切なことであると黒人差別と戦ってきた人のことを思い出した。教養のある人は差別的な言葉を発することはしない。しかし現実的に在日の人たちは世代が進みかなり同化が進んでいるような気がする。ここを彼らはどうとらえているのか興味がある。

  • k_omni さん

    在日二世のインタビュー集。 公務員や日本企業の社員になれないので、自営業や芸能で生計を立てざるを得ない人が多い。 本名か通名かという葛藤は私の想像力では捉えきれない。

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