ゆきうさぎのお品書き あじさい揚げと金平糖 集英社オレンジ文庫

小湊悠貴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784086801973
ISBN 10 : 4086801973
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;15

内容詳細

いつも平和な「ゆきうさぎ」に降りかかる、突然の危機……! !

大樹の前に、母方の叔父である零一が十数年ぶりに現れた。
零一は、若いころに実家を飛び出し、ほとんど音信不通が続いていた人物――。
彼は、自分の母親が亡くなったことを知り、
遺産の遺留分を受け取る権利を主張するためにやって来たのだ。
大樹の手元にそんな大金があるはずもなく、遺留分を支払うには、
土地と建物――つまり「ゆきうさぎ」を売却しなければならない。
途方に暮れる大樹をよそに、零一は連日のように店に来て食事をしていく。
零一の思惑と、目的とは一体……?

一方、碧は教育実習がはじまり、「ゆきうさぎ」でのアルバイトをセーブする時期に。
未来に向けて一歩を踏み出す、二人の関係はどうなる……?

「ゆきうさぎのお品書き」シリーズ、緊迫の第6巻!
でもいつも通り、美味しいお品書きをたんとご用意しております!

【著者紹介】
小湊悠貴 : 神奈川県出身。2013年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 南北 さん

    シリーズ6作目。前巻の最後に登場したのは大樹の母方の叔父の零一でした。前半は零一が祖母の遺産を要求してくる展開になりますが、そこには零一なりの事情があって・・・。とはいえ根っからの悪人が出てこないので、最後は落ち着くべきところにおさまります。大樹の祖母の父親が経営していた食堂で働いていた人の娘で大樹の祖母とも仲の良かった十和子おばあちゃんの話に出てくるバタークリームケーキで子供の頃を思い出しました。昔のケーキは生クリームではなく、バタークリームなのでコクがあるというか、しつこい味なんですよね。

  • yanae さん

    シリーズ6作目。終わりを読んで悶絶♡(笑)さておき、今作もとてもよかったです。やっぱり好きだ、このシリーズ♡今作は再びゆきうさぎの危機。大樹の叔父が登場して、遺産譲渡の申し出をしてくる…が、その裏には事情があって…。最初は叔父の零一にイライラして、クズ人間…とか思った(笑)けど、なんとかうまく解決してよかった。そして、相変わらず食事がヨダレもの。浩介と大樹のお弁当作りは微笑ましく、肉じゃがの話にはホロリ。あじさい揚げも食べてみたいな。今後のゆきうさぎの進化に期待。二人の関係も♡キャッ♡

  • 野のこ さん

    遺産問題でハラハラしたけど丸くおさまってホッとしました。ここはさすがにうさちゃんのあだ名は定着せずに零一さんなんやね(笑)雪枝さんがお元気だった頃のお話も良かったです。チャーミングで優しいお人柄が伺えました。そしてふふふ。やはり私の思った通り蓮くんとミケさんが♡!?ふたりの展開も気になってたら、ついに!ついに大樹とタマちゃんが♡紅茶豚面白そう。やってみたい お父さんのお弁当には私もうるっときた!素敵な父娘関係。タマちゃん試験頑張れ♪

  • papako さん

    このシリーズの中で一番読みやすかった。大樹の考えというか内面が見えたからかも。これまで大樹はそこにいてご飯作るだけって感じだったしね。零一さん、ちょっとやり方というか、言い方というか、まずいよ。同情と愛情は違うから、家族に助けて貰うのは、同情じゃないと思うよ。いい感じの終わりですね。続刊は、シリーズ終わったら読もうかな。

  • ゆかーん さん

    いつも明るく楽しい「ゆきうさぎ」のお店なのに、こんなにも暗いスタートになるなんて…。ずっと疎遠だった叔父が、突然店に現れたと思ったら、遺産の遺留分を請求するという、なかなか波乱万丈な始まり。分け与えられるお金なんて残ってないと分かっているから、余計に叔父の不躾な態度に腹が立つ!碧ちゃんも今回は教育実習中で、お店を助けられないからこそ、どうしたらいいのか途方に暮れかけました。でも、やっぱり料理の神様は見てくれているのね。店主、大樹さんの料理に対する真面目な姿が、奇跡を呼び起こします。料理の力って凄い(^^)

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