小津安二郎発言クロニクル 1903〜1963

小津安二郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784991299339
ISBN 10 : 4991299330
フォーマット
出版社
発行年月
2024年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
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内容詳細

本書は、『東京物語』『晩春』『麦秋』などで世界的に著名な映画監督、小津安二郎のクロノロジカルな発言集です。書籍、映画専門誌、一般雑誌、新聞(一般紙・スポーツ新聞)、日記、手紙、動画、録音などに残された発言、テキストを、その誕生から没年に至る「60年間」に及ぶ軌跡を、年代別、通時的に集成しました。

小津監督は「映画界には言葉が多過ぎるよ」という批判的な発言を残しましたが、映画評論家やジャーナリストは、小津の独創的な映画作品や人格的な魅力に吸引されるとともに、その生の言葉を求め、多くの座談会、対談、インタビュー等の取材が行われました。

その結果、映画監督としては異例なまでに多くの「発言」や「言葉」が世界に残されることになりました。

小津監督はきわめてサービス精神の旺盛な映画作家であったと同時に、映画を愛することに伴った責任感を強く意識した表現者でもあり、ジャーナリズムの要望や期待に多く応えました。

小津監督の周囲には、小津監督を温かく支える家族、親族、友人、小津組というプロフェッショナルな製作集団、脚本家、一流の俳優、映画評論家、研究者、文学者、画家などの芸術家がいました。

このような仲間たちの信頼と愛情の環が、小津監督の発言や言葉を保存し、残すことを大きく支えました。

本書は、その遺産を基礎に、小津監督の発言の軌跡を年代順に集成した発言の年代記=クロニクルです。映画史的な時代背景なども各年代の冒頭の梗概部にまとめ、時代の流れの中に小津監督の発言を置いて味わえます。

また、小津監督と同じ時間を共有した関係者の発言も随所に織り込み、より多角的な視点から小津監督の人柄や人生観、映画作家としての考え方が理解できるように構成しました。


《著者情報》
小津安二郎(オヅ ヤスジロウ)
日本の映画監督(1903〜1963)。日本映画を代表する監督の一人。サイレント映画時代から戦後までの約35年にわたるキャリアの中で、原節子主演の『晩春』(1949年)、『麦秋』(1951年)、『東京物語』(1953年)など54本の作品を監督した。ロー・ポジションによる撮影や厳密な構図などが特徴的な「小津調」と呼ばれる独特の映像世界で知られる。親子関係や家族の解体をテーマとする作品を撮り続けた。黒澤明や溝口健二と並んで国際的に高く評価されている。

【著者紹介】
小津安二郎 : 日本の映画監督(1903〜1963)。日本映画を代表する監督の一人。サイレント映画時代から戦後までの約35年にわたるキャリアの中で、原節子主演の『晩春』(1949年)、『麦秋』(1951年)、『東京物語』(1953年)など54本の作品を監督した。ロー・ポジションによる撮影や厳密な構図などが特徴的な「小津調」と呼ばれる独特の映像世界で知られる。親子関係や家族の解体をテーマとする作品を撮り続けた。黒澤明や溝口健二と並んで国際的に高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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