カモメの日の読書 漢詩と暮らす

小津夜景

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784812909959
ISBN 10 : 4812909953
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
216p;19

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読書メーターレビュー

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  • 榊原 香織 さん

    あー、いいなあ、好みぴったり フランスで中国拳法をやり、俳句と漢詩をフュージョンさせ、さっぱり、且つ、フワフワと生きる(ように見える)。 陶淵明、酒と菊の日々、てイイですね。

  • チャーリブ さん

    小津夜景氏の漢詩エッセー。前に読んだ『いつかたこぶねになる日』の前作です。こちらはなぜか横書き。40編あまりの漢詩が紹介され、その後に作者の「漢詩的日常」が自由闊達に描かれています。作者は日本を離れて南仏暮らし。カモメは、杜甫の「天地一沙鷗」のような孤愁の旅を暗示しているのでしょうか。好きな話が多すぎて困るのですが、しびれたのは「虹の脊柱」の「俳句は時空の構造ではなく質感を作る作業だ」。そして脊柱の句「いまだ目をひらかざるもの文字と虹」「カイロスとクロノス共寝すれば虹」。◎

  • pirokichi さん

    ニース在住の俳人による漢詩をめぐる翻訳とエッセイの40+2篇。この間読んだ『いつかたこぶねになる日』がとてもよかったので、2年位積んだままになっていたこちらも手に取った。出版はこちらが2018年で『たこぶね』より古い。小津さんは博識でユーモラスでチャーミング。小津さんが紹介すると漢詩の一文字一文字が相好を崩し光を放ちはじめる。漢詩をもっと読みたいなと思う。「君病風流謝俗粉 吾愚牢落失鴻群」で始まる夏目漱石の漢詩は、翻訳を読み進めるうちに子規にむかって書かれたものだと気づき、子規ファンの私は胸が熱くなった。

  • さすらいのアリクイ さん

    最初本の題を見たときは内容が不明でしたが、面白そうな感じがしたので。著者は海外に住む日本の俳人。古今東西の漢詩を今の日本語に訳したり、漢詩の内容や漢詩を詠んだ人について説明したり、著者の日常のことを書いたりしている内容。漢詩が題材、取っ付きにくいかなと思いましたが、漢詩の訳や説明が柔らかくて面白い。そして著者は漢詩が大好きなんだろうなということが文章からにじみ出している感じがする。しかし冷静に見るとユニークな本。ちくまプリマー新書的な感じ。漢詩とエッセイ、そして色々なことへのリスペクトが詰まっている本。

  • 紫羊 さん

    本の見てくれに惹かれて購入した。漢詩はあまり記憶に残っていない。異邦人のエッセイとしては楽しめた。

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人物・団体紹介

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小津夜景

1973(昭和48)年、北海道生まれ。2000(平成12)年よりフランス在住。’13年「出アバラヤ記」で攝津幸彦記念賞準賞、’17年句集『フラワーズ・カンフー』で田中裕明賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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