明治の皇室建築 国家が求めた“和風”像 歴史文化ライブラリー

小沢朝江

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642056632
ISBN 10 : 4642056637
フォーマット
出版社
発行年月
2008年11月
日本
追加情報
:
19cm,228p

内容詳細

維新後、皇族は洋風化の手本とされた。しかし、明治天皇は和風建築だが内部は洋風の宮殿に住み、東宮には和風装飾が隠された御所が造営された。皇室建築に表現されたものは何か。国家が求めた和風空間を探る。

【著者紹介】
小沢朝江 : 1963年神奈川県に生まれる。1986年東京理科大学工学部建築学科卒業。1988年神奈川大学大学院工学研究科建築学専攻修了。1999年日本建築学会奨励賞受賞。現在、東海大学工学部建築学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takao さん

    ふむ

  • 史縁 さん

    明治時代前半から関東大震災後までの行在所、明治宮殿、東宮御所、御用邸、皇族本邸における、建物の構造・平面・意匠・文様・生活様式それぞれの和風・洋風を分析。皇族にとっての和風は、江戸時代までの古い様式がただ残った形態を指すのではない。皇族の権威や公私の区別、格の違いを表現するために生み出された形式で、近代に演出・創造されたもので、これこそが現在の<和風>に継承されているとする。この本にも紹介されている翁島別邸の和館を見学した際、材料や技術の見事さにただただ圧倒されたが、その背景を知ることができた。

  • SK さん

    180*建築様式の和風・洋風にこだわっていて、求めていた内容とは違った。

  • コカブ さん

    まず明治天皇・大正天皇の行在所建築について語り、ついで明治宮殿や東宮御所(現:迎賓館)、そして東京に新設された宮家の邸宅について筆を進めていく。行在所は、当初縦の高さを強調したものが多かった。近世においては身分の高さは座位・天井の高さを意味したため。その後は身分の高さとして洋館が使用されるようになる。やがて明治中期になると、明治宮殿が建設される。外見は伝統的な建築を意識していたが、中では椅子座方式だった。宮家の邸宅も同じで、当初は洋館が建てられたが、時代が下るにつれて外見は伝統的だが椅子座方式になる。

  • miwarin さん

    和風とは何か、洋風とは何か。明治からの皇室関連の建物の造りとその造られた背景をひもとき、皇室が考えた「天皇をどう見せるか」と、庶民が考えた「天皇をどう見たいか」という視点の違いからくる建物の造りの違いなどを観察し、和風の文化と洋風の文化を解説している。手軽にとった本なんだが資料集といえるんではないか

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