カズオ・イシグロの世界

小池昌代

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801003187
ISBN 10 : 4801003184
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
216p;20

内容詳細

新ノーベル賞作家のすべて。長崎から英国へと移り住み、「過去にしか“ホーム”をもたない」と評される小説家の、それ故にこそのアクチュアリティと多面性を縦横に読み解く。

目次 : 声のなかへ、降りていくと(小池昌代)/ カズオ・イシグロの長電話―『わたしを離さないで』で気になること(阿部公彦)/ 遡行するイシグロ―“ジャパニーズネス”と“イングリッシュネス”のかなたに(平井杏子)/ 廃物を見つめるカズオ・イシグロ―ゴミに記憶を託す(中川僚子)/ とくに最初の二楽章が…―カズオ・イシグロの“日本/幼年期”をめぐって(遠藤不比人)/ カズオ・イシグロの小説における「顔のない」語り手たち(新井潤美)/ カズオ・イシグロの声をめぐって(藤田由季美)/ カズオ・イシグロにおける戦争責任―「信頼できない語り手」が語る戦争(木下卓)/ 映像にイシグロはなにを見るか(岩田託子)/ カズオ・イシグロ書誌(武井博美編)

【著者紹介】
小池昌代 : 1959年、東京都生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。詩人、小説家

阿部公彦 : 1966年、横浜市生まれ。ケンブリッジ大学大学院博士課程修了。Ph.D.東京大学准教授(英米文学)

平井杏子 : 1946年、長崎市生まれ。昭和女子大学英文科卒業。昭和女子大学名誉教授(英文学)

中川僚子 : 1957年、広島市生まれ。津田塾大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。聖心女子大学教授(イギリス文学・文化)

遠藤不比人 : 1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(一橋大学)。成蹊大学教授(イギリス文学・文化、文化理論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • shikashika555 さん

    どなたかの感想で「わたしを離さないで」のキャシーのテープはどうして失くなったのか、という問いの答えを探したくて手に取った本。 答えはなかった。 ノーフォークの土地でテープを「見つけた」こともとても不思議だのに、その問いを目にするまで私は カズオ・イシグロの世界だからなあ…くらいにしか思ってなかった。 あの、現実と空想のあわいを行き来する ファンタジックで優しいけれど、信用ならない世界独特の よくある齟齬、くらいにしか思ってなかった。 本当は、どうして あのテープはなくなってしまったんだろう?

  • ophiuchi さん

    この評論集を読んで、なぜカズオ・イシグロに惹かれるのかが少し分かった。娘は大学の教育学部英語学科の卒業論文をカズオ・イシグロで書いたらしい。機会があったらどんな内容だったのか聞いてみよう。

  • takao さん

    ふむ

  • mick さん

    同じ作品を読んでこうも着眼点が違ってくるのか。その先にある作品解釈、影響、感動なども人それぞれ、また同一人物であってもその時々で変わるだろう。普遍性と特異性が共存するような作品には深さや広さがある。優れた作品の特徴だ。

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人物・団体紹介

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小池昌代

1959年、東京生まれ。詩人・作家。2000年、詩集『もっとも官能的な部屋』で高見順賞、10年、『コルカタ』で萩原朔太郎賞を受賞。小説作品に『タタド』(07年表題作で川端康成文学賞受賞)、『たまもの』(14年泉鏡花文学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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