ゲノム革命がはじまる DNA全解析とクリスパーの衝撃 集英社新書

小林雅一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087210972
ISBN 10 : 4087210979
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
追加情報
:
237p;18

内容詳細

ゲノムとはDNAに記された全遺伝情報。その解析と利用が今、急ピッチで進んでいる。遺伝子検査サービスに、がんゲノム医療、ゲノム編集食品、さらには刑事事件の捜査や生態系の改変まで…。それはまさに「ゲノム革命」とも呼べる劇的な展開だ。特にゲノム編集では、画期的な治療法の開発や農作物の品種改良が進む一方で、安全性や倫理問題など深刻な懸念も噴出している。本書は、その全貌を描き出し、生殖医療や食糧、環境問題など、さまざまな分野に波及するゲノム革命の光と影を論じる。

目次 : 第1章 ゲノムから私たちの何が分かるのか?―遺伝子検査ビジネスの現状と課題(遺伝子で結婚相手を選ぶ時代/ DTCの始まり ほか)/ 第2章 ゲノム編集とは何か?―生物の遺伝情報を自在に書き換える技術の登場(ゲノム編集でハゲが治る?/ 偶然に頼った初期の遺伝子操作技術 ほか)/ 第3章 見えないゲノム編集食品(知らぬ間に食卓に上るゲノム編集食品/ 米国人はすでにゲノム編集食品を口に入れている ほか)/ 第4章 科学捜査と遺伝子ドライブ、そして不老長寿―ゲノム技術は私たちの社会と生態系をどう変えるか(未解決事件にも寄与するDNAデータベース/ DNA家系図サイトとは ほか)/ おわりに―ゲノム編集は二一世紀の優生思想につながるのか

【著者紹介】
小林雅一 : 1963年、群馬県生まれ。KDDI総合研究所リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。東京大学大学院理学系研究科を修了後、東芝、日経BP、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などを経て現職。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Lee Dragon さん

    ゲノムビジネスの話とクリスパーの話がメインでされてあり、それに伴う遺伝子編集の話が展開されている。すでに知ってる内容であったが、アメリカと日本のゲノムの取り扱いのスタンスに関しては知らなかったので面白かった。医療としての遺伝子検査であるアメリカと予防のスタンスの日本。

  • てつJapan さん

    【良かった】 ・ 遺伝子解析サービスに対する日本とアメリカでの規制の違い、遺伝子組み換え作物とゲノム編集作物の違いなどの知見が得られました。 ・ クリスパーの説明はそれほど多いわけではないです。 ・ DNA全解析されたので、ほぼ人体の仕組みは解明できるものと思っていました。まだまだ発展途上なのですね。

  • 美東 さん

    わかりやすい。J.ダウドナ、スターンバーグ著「CRISPR (クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見」(文芸春秋) https://bookmeter.com/books/12303703 を読む前に、こちらを先に読むべきだった。

  • takao さん

    ふむ

  • Mike さん

    一般の人々には聞き慣れない「ゲノム」に関する最近の知見を平易に解説。タイトルの「ゲノム革命がはじまる」とは少し誇張した表現ではあるが、技術の進化で私達の生活が変わっていくのは間違いないだろう。

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小林雅一

KDDI総合研究所リサーチフェロー。情報セキュリティ大学院大学客員准教授。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学、マスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭を執った後、現職(本データはこ

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