東宝空想特撮映画 轟く 1954‐1984 叢書・20世紀の芸術と文学

小林淳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865980943
ISBN 10 : 4865980946
フォーマット
発行年月
2022年05月
日本
追加情報
:
464p;22

内容詳細

目次 : ■はじめに──東宝空想特撮映画の道程をその響きとともに── / ■序章 東宝空想特撮映画誕生前夜 / ■第一章 東宝空想特撮映画の開幕期を飾る楽音[一九五四〜一九五六] / 一 『透明人間』(一九五四/監督:小田基義・特技監督:円谷英二 音楽:紙恭輔) / 二 『獣人雪男』(一九五五/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:佐藤勝) / 三 『白夫人の妖恋』(一九五六/監督:豊田四郎・特技監督:円谷英二 音楽:團伊玖磨) / 四 『空の大怪獣 ラドン』(一九五六/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) / ■第二章 空想特撮映画の可能性を拡げる轟音[一九五七、一九五八] / 一 『地球防衛軍』(一九五七/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) / 二 『美女と液体人間』(一九五八/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:佐藤勝) / 三 『大怪獣 バラン』(一九五八/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) / ■第三章 時空を超越する映画群を装飾する音調[一九五九] / 一 『孫悟空』(一九五九/監督:山本嘉次郎・特技監督:円谷英二 音楽:團伊玖磨) / 二 『日本誕生』(一九五九/監督:稲垣浩・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) / 三 『宇宙大戦争』(一九五九/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) / ■第四章 色彩感豊かなSF映画に活力を注ぐ奏楽[一九六〇、一九六一] / 一 『電送人間』(一九六〇/監督:福田純・特技監督:円谷英二 音楽:池野成) / 二 『ガス人間間一号』(一九六〇/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:宮内國郎) / 三 『モスラ』(一九六一/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:古関裕而) / 四 『ゲンと不動明王』(一九六一/監督:稲垣浩・特技監督:円谷英二 音楽:團伊玖磨) / 五 『世界大戦争』(一九六一/監督:松林宗恵・特技監督:円谷英二 音楽:團伊玖磨) / ■第五章 空想特撮映画の百花繚乱の姿を包む響動[一九六二、一九六三] / 一 『妖星ゴラス』(一九六二/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:石井歓) / 二 『マタンゴ』(一九六三/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:別宮貞雄) / 三 『大盗賊』(一九六三/監督:谷口千吉・特技監督:円谷英二 音楽:佐藤勝) / 四 『海底軍艦』(一九六三/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) / ■第六章 奇想天外映画に華美な光彩を加える音場[一九六四、一九六五] / 一 『士魂魔道 大龍巻』(一九六四/監督:稲垣浩・特技監督:円谷英二 音楽:石井歓) / 二 『宇宙大怪獣 ドゴラ』(一九六四/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) / 三 『怪談』(一九六五/監督:小林正樹 音楽音響:武満徹) / 四 『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)』(一九六五/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) / 五 『大冒険』(一九六五/監督:古澤憲吾・特技監督:円谷英二 音楽:広瀬健次郎、萩原哲晶) / ■第七章 多彩なファンタジー映画をきらめかせる声調[一九六六〜一九六九] / 一 『クレージーだよ 奇想天外』(一九六六/監督:坪島孝 音楽:広瀬健次郎、萩原哲晶) / 『空想天国』(一九六八/監督:松森健 音楽:萩原哲晶) / 『クレージーの大爆発』(一九六九/監督:古澤憲吾 音楽:萩原哲晶、宮川泰) / 『奇々怪々 俺は誰だ?!』(一九六九/監督:坪島孝 音楽:広瀬健次郎) / 二 『奇巌城の冒険』(一九六六/監督:谷口千吉 音楽:伊福部昭) / 三 『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(一九六六/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) / 四 『キングコングの逆襲』(一九六七/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) / 五 『緯度0(ゼロ)大作戦』(一九六九/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) / 六 『コント55号 宇宙大冒険』(一九六九/監督:福田純 音楽:広瀬健次郎) / ■第八章 伝統と新時代の到来の狭間にたたずむ吹鳴[一九七〇、一九七一] / 一 『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』(一九七〇/監督:山本迪夫 音楽:眞鍋理一郎) / 『悪魔が呼んでいる』(一九七〇/監督:山本迪夫 音楽:眞鍋理一郎) / 二 『ゲゾラ ガニメ カメーバ 決戦!南海の大怪獣』(一九七〇/監督:本多猪四郎・特技監督:有川貞昌 音楽:伊福部昭) / 三 『呪いの館 血を吸う眼』(一九七一/監督:山本迪夫 音楽:眞鍋理一郎) / ■第九章 種々のジャンルの交錯を奏でる曲節[一九七三、一九七四] / 一 『狼の紋章』(一九七三/監督:松本正志 音楽:眞鍋理一郎) / 二 『日本沈没』(一九七三/監督:森谷司郎・特技監督:中野昭慶 音楽:佐藤勝) / 『ルパン三世 念力珍作戦』(一九七四/監督:坪島孝 音楽:佐藤勝) / 三 『血を吸う薔薇』(一九七四/監督:山本迪夫 音楽:眞鍋理一郎) / 四 『ノストラダムスの大予言』(一九七四/監督:舛田利雄・特技監督:中野昭慶 音楽:冨田勲) / 五 『エスパイ』(一九七四/監督:福田純・特技監督:中野昭慶 音楽:平尾昌晃、京建輔) / ■第十章 多様なエンタテインメント映画を謳う音律[一九七五〜一九七八] / 一 『東京湾炎上』(一九七五/監督:石田勝心・特技監督:中野昭慶 音楽:鏑木創) / 二 『HOUSE ハウス』(一九七七/監督:大林宣彦 音楽:小林亜星、ミッキー吉野&ゴダイゴ) / 三 『惑星大戦争』(一九七七/監督:福田純・特技監督:中野昭慶 音楽:津島利章) / 四 『火の鳥』(一九七八/監督:市川崑・特技監督:中野昭慶 音楽:ミシェル・ルグラン、深町純) / 五 『ブルークリスマス』(一九七八/監督:岡本喜八 音楽:佐藤勝) / ■第十一章  東宝空想特撮映画の変容と新天地を弾ずる管楽[一九八〇、一九八四] / 一 『地震列島』(一九八〇/監督:大森健次郎・特技監督:中野昭慶 音楽:津島利章) / 二 『さよならジュピター』(一九八四/総監督:小松左京・監督:橋本幸治・特技監督:川北紘一 音楽:羽田健太郎) / ■付章 東宝空想特撮映画作品リスト[一九五四〜一九八四] / ■参考文献 / ■あとがき / ■索引(人名、映画タイトル)

【著者紹介】
小林淳 : 映画関連著述家。1958年10月、東京都生まれ。日本映画、外国映画、映画音楽にかかわる評論、文筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • パトラッシュ さん

    『ゴジラ』以降、モンスターとの戦いを描く特撮映画は日本映画界の一大ジャンルだった。その歴史を振り返るのは同時代を生きた者として懐かしく、あの怪獣はどのような意図でデザインされたのか、今も耳に残る数々の劇伴音楽は誰がどのように書いたかを知るのは楽しかった。クレイジーキャッツやコント55号の映画などは聞いたこともなく、今から見れば明らかな失敗作も含まれているが、テレビの『ウルトラマン』ともども昭和の子供を育てたのは間違いない。ゴダール監督の訃報が伝えられたが、本多猪四郎と円谷英二こそ最大の巨匠だと再確認した。

  • keroppi さん

    1954年から1984年までに公開された東宝空想特撮映画50本を取り上げ、その成り立ちと映画音楽について解説する。1954年は「ゴジラ」第1作が公開された年で、1984年は復活「ゴジラ」が公開された年だが、ここでは「透明人間」から「さよならジュピター」までが語られる。しかも小林正樹「怪談」や大林宣彦「HOUSE」や岡本喜八「ブルークリスマス」まで入っている。懐かしさとともに、その当時の映画に込められた想いを振り返る。YouTubeで予告編を見たりや音楽を聞いたりしながら読んだ。音楽が名シーンと共に轟いた。

  • おやぶたんぐ さん

    ゴジラ以外の東宝「空想」特撮映画50選。音楽に力点を置いているのが売り。昨今はYouTubeで気軽に聞ける。以前に日本特撮の黄金期はやっぱり60〜70年代だったのではないかと記したが、実際には60年代に絶頂期を迎え、70年代には衰退の一途を辿ったということかもしれない…

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

小林淳

映画評論家。1958年東京都生まれ。日本映画、外国映画、映画音楽にかかわる評論を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品