肉食屋敷 角川ホラー文庫

小林泰三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043470037
ISBN 10 : 4043470037
フォーマット
出版社
発行年月
2000年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,219p

内容詳細

ジュラシック・パークに刺激された研究者が、6500万年前の地層の中にあるDNAから地球外生命体を復元してしまう「肉食屋敷」、西部劇をモチーフにゾンビの世界を描いた「ジャンク」、人間の一途な愛が恐怖を生み出す「妻への三通の告白」、自分の中にあるもう一つの人格が犯した殺人に怯える「獣の記憶」。現実のちょっと向こう側に渦巻く恐怖の世界を創り上げた傑作短篇集。

(「BOOK」データベースより)

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論理的思考に優れた著者の作品が好きで、ほ...

投稿日:2021/04/25 (日)

論理的思考に優れた著者の作品が好きで、ほとんどの作品を読んだがグロテスクな表現が多いので読む人を選ぶかも。本作も多分に漏れずグロテスクな表現が多めだが、逆に言えば本著に大きな抵抗がなければ、他の作品を存分に楽しめる事だろう。

forest さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • モルク さん

    「玩具修理者」と同じような、グロく気色悪い、だけど病み付きになる4編の短編集。SF、サイコホラー中にはウエスタン風のものもあっていろいろ楽しめるし、ラストにはどんでん返しも…。表題作の「肉食屋敷」と「ジャンク」が好き。

  • まりお さん

    お気に入りはゾンビ蔓延る西部劇の世界、「ジャンク」。ゾンビが売り物にされる、解体する仕事がある、パーツとして移植できる技術がある。ゾンビを余すことなく利用できる、利用価値が認められている世界観が好き。

  • Gemi さん

    今年最後の読了になったのはこちら。ちょっと古いけど、なんともホラーな装丁とタイトルで趣味嗜好が反映された様子。肉食の屋敷ですって。屋敷が肉を食べるとは?まぁ読めば分かるんだけど小林泰三さんらしいSFチックなお話。ジュラシックパークもびっくり。その他「ジャンク」と言う西部劇タッチのゾンビもの。人面瘡にびっくり。「妻への三通の告白」では一途に思い込んだ者勝ちの狂気。マネキンもびっくり。最後は「獣の記憶」。自分の中にあるもう一つの人格と闘う男の様が異様。敵対者もびっくり。小林泰三さん初期の恐怖短編集。面白い!

  • koma-inu さん

    4短編集。イチオシは「獣の記憶」。多重人格ミステリの怪作。もう一つの人格「敵対者」に苦しめられる主人公、会話する手段は、一冊のノートのみ。バカトリックが炸裂、想像すると、なんともシュール・・。これで終わりと思いきや、ラスト1行でもう一段ボディブローな真実が!こ、これもすごい・・一瞬?となりましたが、読み返すとなるほど🧐。2度読み楽しめました。他にも「ジャンク」は、白井さんもビックリのグロSF。どれも小林さんらしい濃い作品で🙆‍♀️でした。

  • おすし さん

    精神的にグサグサくる短編集だった。『ジャンク』はちょっと違って、ファンタジーっぽい世界観。うんざりなほどグログロなのにこんな奇麗に描けるの、小林泰三さんしかいないわ…。どの話もラストにそう来たか―、ってなるの、凄い。

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人物・団体紹介

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小林泰三

デジタル復元師、鑑賞学者。1966年、東京都生まれ。大学卒業時に学芸員の資格を取得。大手印刷会社で美術のハイビジョン番組に携わる。美術の知識と美術業界のノウハウを駆使して、美術品のデジタル復元を手掛ける。その先駆者として高く評価され、ハイビジョンアワード、マルチメディアグランプリ、ユネスコシネマフェ

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