因業探偵 リターンズ 新藤礼都の冒険 光文社文庫

小林泰三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334777661
ISBN 10 : 433477766X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
追加情報
:
317p;16

内容詳細

抜群の頭脳と美貌、そして最悪な性格を併せ持つ女探偵・新藤礼都が、よりブラックにパワーアップして還ってきた!ナンパ教室講師やマルチ商法会員、鴬嬢など、相変わらず怪し気なバイトを掛け持つ礼都。その先々で、傲岸不遜な発言と驚異の推理力で隠された真実を容赦なく暴き出していく―。厄介なヒロインの奇妙な活躍を描く異色の連作ミステリー第二弾。

【著者紹介】
小林泰三 : 1962年京都府生まれ。’95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。以後、先端科学知識とグロテスクなホラー描写の融合した小説を数多く発表している。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あも さん

    因業探偵第2弾。うーん、なんかイライラが物足りない。頭脳明晰・空気読まない・性格鬼畜なレッちゃんが様々なバイトをし、その先で遭遇した頭抱えたくなる痛い事件を面白半分で引っかき回したり解決したりするのがお約束だが、今回はレッちゃんにえぐい目に遭わされるゲスト達がそこそこクズ&自業自得感あって不条理へのイラ立ちが薄い。『笑ゥせぇるすまん 』でもたまに、なんでや!何も悪いことしてないやろ!って人がヒデー目に遭う話あるでしょ。あの成分が足りない。ミステリからやや逸脱したまさにヤスミンな各話の展開自体は面白かった。

  • buchipanda3 さん

    いやあ、今回もボー然となる話ばかりだった。まさかあの探偵が還ってくるとは。業には業とばかりに因業な探偵・新藤礼都が人間の悪い業を容赦ない屁理屈と不遜な態度でぶった切っていく連作集。前回同様に毎度違う職業に就いて事件を解決していった。相手となるのは今の時代らしい人間の欲望や身勝手さがもたらす不条理な犯罪に走った者。なぜそこに居るとばかりに現れる新藤礼都に初めは抵抗する彼ら彼女らだったが、相手が悪すぎた。悪ガキ操って完膚無きまで打ち負かす、相手の体に入り込むなど作者らしい「やりたい放題」に思わず苦笑い。

  • やな さん

    因業探偵、新堂礼都シリーズ第二弾。このシリーズはなんと言っても礼都が相手をやりこます不条理な会話が楽しい。けど、あら、どうしましょう。前作より切れ味が鈍っているぞ。

  • Syo さん

    う〜む。 ミステリかと思ったら。 まぁ確かにミステリと言えば ミステリだけど。 エグい。 面白いかも、だけど。

  • 信兵衛 さん

    余りのブラックさに、面白いとか、興奮というより、まず仰け反るような思い。

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人物・団体紹介

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小林泰三

1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2012年『天獄と地国』で第43回星雲賞日本長編部門、14年『アリス殺し』で啓文堂書店文芸書大賞、17年『ウルトラマンF』で第

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