運動神経の科学 誰でも足は速くなる 講談社現代新書

小林寛道

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061497351
ISBN 10 : 4061497359
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
追加情報
:
18cm,220p

内容詳細

なぜ練習してもうまくならないのか。運動神経を鍛えることはできないのか。「足が速くなるマシン」をつくったスポーツ科学の革命児が、全く新しい切り口で運動神経の本質とその鍛え方に迫る野心作。

【著者紹介】
小林寛道 : 1943年生まれ。東京大学教育学部卒。同大学院教育学研究科修士課程修了。教育学博士。現在、東京大学教授。日本陸上競技連盟医科学委員会委員長、日本体育学会理事長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 白義 さん

    足を速くする、を題材に運動神経というものの基本的な考え方と筋肉の動かし方の初歩を手ほどきしてくれる一冊。実際に読者が取り入れられる訓練はあまりなく、著者が考案した数々のフォーム矯正マシンが次々と出てくるのが特徴的。それを活用したら多くのランナーや選手が自己ベストを更新し、運動ができない子もあっさり速くなれたそうだが、そのマシーンが市販されてないとこっちは使えないのである。しかし、運動神経とは単純な筋力ではなく、その使い方、動かし方の方だとする着眼点や体幹筋や大腰筋への着目など理論的には当然しっかりしている

  • どんぐり さん

    おもしろかった。なんだか、早く走れるようになった気がする。 武井壮さんの動画『オトナの育て方』でも言っていた。 普段は意識されずにあった身体内部の器官や機能を、あえて意識化し、意識的な働きかけをすることで、適切な運動が可能となっていく。近くのスーパーまで歩くなど、日常のちょっとした運動も意識化するだけで、もはやスポーツ。イメージって大事だなあ。 小学生の時点で、この考えに たどり着いた武井壮さんの賢さには、脱帽だ。 ちなみに、本書に武井壮さんの名が出ることはありません。

  • リッチー。 さん

    スポーツでの動作の合理性や習熟の重要性を運動学者が解説。取り上げているスポーツはランや競歩など日常生活で馴染みのあるものばかりなので示唆は多い。著者作成のトレーニングマシンの使い方に紙幅を割き過ぎの感があるけれど、学校などで普及してるのかなぁ?

  • さばとら さん

    確かにエアロバイクでは足は早くなりそうにない。楕円運動ですか。そんなに効果があるならなぜ商品化されてジムに並んでないのだろう?なんて言っていると、スポーツ指導者との対立と同じになってしまうが、その辺の考察もしていて、感覚を共有する事が難しい事が対立の要因。一度体感してみたい。

  • ほんのみちを さん

    人は慣れ親しんだものからの呪縛を逃れることは難しい。 それは身体操作の上でも同じことだ。 たとえば走ること。 慣れ親しんだ走り方を変えることは難しいし、それなりに結果を残していたのなら尚更だ。 それなのに、本書では著者自らが独自のトレーニングマシンを作り出し、陸上選手に試してもらったところ、あっという間に自己ベストを更新させてしまったというエピソードが語られる。 それは、効率の良い走り方に矯正できたからだ。 キーワードは、体幹深部筋、骨盤、肩甲骨、脊柱の連動。 そして、やはり大腰筋。

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人物・団体紹介

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小林寛道

東京大学名誉教授。1943年生まれ。東京大学教育学部・大学院修了(教育学博士)。名古屋大学助教授、東京大学教授(総合文化研究科)、特任教授(新領域創成科学研究科)を歴任。2018年現在、東京大学スポーツ先端科学研究拠点特任研究員、静岡産業大学客員教授。日本体育学会会長、日本発育発達学会会長、(財)日

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