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ISBN 10 : 4047035734
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明治時代、国民の困難を見ず専制的な政治にかたよる藩閥政府に対峙すると共に、民権派や政党の利己的な行動を非難する政治勢力があった。陸羯南が「国民主義」と称すこの政治勢力には、国民の利益を守ろうとする政治家や軍人、思想家、新聞記者、時には宗教家や探検家などさまざまな人々が連携、結集する。いま、忘れ去られようとしている国民主義が担ってきた役割を検証し、近代国家建設期の日本の多様な姿を描き出す。
目次 : 序 天皇と群臣の誓い―「天皇親政」「公議輿論」/ 1 “結集”民権、藩閥政府との対峙―「中正不偏」/ 2 “模索”条約改正反対運動―「和而不同」/ 3 “構築”帝国議会の開設―「至公至平」/ 4 “対峙”条約励行問題と日清戦争―「正論〓(とう)議」/ 5 “連携”千島・沖縄問題と足尾鉱毒事件―「日月無私燭」/ 6 “拡散”それぞれの日露開戦―「至誠憂国」/ 結 明治の終焉―「不羈独立」
【著者紹介】
小林和幸 : 1961(昭和36)年、長野県生まれ。86年青山学院大学大学院文学研究科博士前期課程修了。89年同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。青山学院大学文学部助手、宮内庁書陵部主任研究官、駒澤大学文学部助教授などを経て、青山学院大学文学部教授。博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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バルジ
読了日:2022/11/08
お抹茶
読了日:2018/01/16
際皮
読了日:2021/11/19
ぐんちゃん
読了日:2021/06/25
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