彼女は鏡の中を覗きこむ

小林エリカ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087710311
ISBN 10 : 4087710319
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
136p;20

内容詳細

類まれな想像力と遙かな時間軸で描かれる、全四編の小説集。

【著者紹介】
小林エリカ : 1978年東京生まれ。作家・マンガ家。2014年『マダム・キュリーと朝食を』で、第二七回三島由紀夫賞・第一五一回芥川龍之介賞にノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちょき さん

    メインコンテンツは中編の「宝石」。宝石に篭った祖母の記憶。死なない男。凄い作品書くなと思ってwikipedia引いて見たら漫画家、作家、エスペランティスト。とある。父はシャーロキアン、医師、作家だそうで率直に言うとなんだかわからんがやはり凄い。他短編3つ。「燃える本の話」では村上春樹氏のノルウェーの森が焼かれてしまうがアンチなのだろうかファンなのだろうか(笑)

  • 八百 さん

    目に見えないものを紙の上に書き留めたい…表現者としてのそのスピリットにはエールを送りたいところだがいかんせんスキルがまだ発展途上であって例えれば好きなアイドルの雑誌の切り抜きを集めカードケースに入れた下敷きに満足しているひと昔前の少女のイメージだろうか。追い求める光の正体は書き手読み手ともにわかっていないものなのだからいたずらに神秘性を持たせるとそこに生じるのは混乱でしかない。それこそ多方面に光る感性を持ったクリエイターさんなのだから一度そこから離れてみてはとどうかと思う、偉そうでスマヌ

  • 信兵衛 さん

    僅か 120頁余りという薄い一冊の中に4篇を収録。 それでも中々にインパクトのある一冊でした。

  • shoko さん

    彼女の作品は原子力問題や戦争などに関する強烈なメッセージをとても詩的に伝えるものが多いのですね。まだ二作目だけれど、同世代なのにこんなに強く問題意識をもってそれを表現していることにただただ尊敬。難しい表現はないのに時間の動きがわかりにくく難解になるところもあるけれど、ストレートに描かれるよりもなんだか心の奥底に響いてくるのです。

  • ちょこ さん

    原子と、未来に起こりそうなこと、男女についてが書かれていた。

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人物・団体紹介

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小林エリカ

1978年生まれ。作家、アーティスト。著書に小説『女の子たち風船爆弾をつくる』(毎日出版文化賞受賞)、他。国内外の美術館やギャラリーでテキストと呼応するような展示もおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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