小松左京セレクション 2 未来 河出文庫

小松左京

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309411378
ISBN 10 : 4309411371
フォーマット
出版社
発行年月
2012年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
508p 15cm(A6)

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    東浩紀編の小松左京セレクション2巻目のテーマは「未来」。評論、長編小説、短編小説、ジュブナイル、回想録と収録されているものは幅広い。宇宙的規模で人間と未来を見つめていた小松左京の思考の深さをあらためて感じる。70年万博にも関わり、未来に視線を送っていた。小松左京が、今の万博を見たら何と言っただろうか。

  • イプシロン さん

    知の巨人、小松左京の偉大さにただただ驚愕した。この世界の本質は「空」であるという仏教の思想を根底とし、かつ日本と日本人に足りないものを見事なまでに的確に言い当てているからだ。足りないものは、哲学。きちんと言うならば、カントやハイデガーといったレベルの認識・存在論的な思考の欠如である、と。それはまた、日本が国際社会で没落した原因でもある、と。自己認識・自己存在を自覚し意識化できない民族性ゆえにである、と。換言するなら比較文化論をおざなりにしてきたという山本七平の鳴らした警鐘と小松の意見は一致しているのだ。

  • Tadashi_N さん

    現代と確実につながっている未来。地球環境の問題放置が悲劇を生む。

  • フーミン さん

    作者の哲学がきちんと書かれている本。SFの世界にもこの思想を反映させている。すごいなー。今日本に欠如しているものが何であるかを指摘されているような気がします。

  • 不見木 叫 さん

    「極冠作戦」と「人類裁判」が私的ベストです。特に「人類裁判」は価値観を揺さぶる展開と仏教に絡めたオチが秀逸。

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人物・団体紹介

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小松左京

1931(昭和6)年1月28日‐2011(平成23)年7月26日、享年80。大阪府出身。京都大学文学部卒。筒井康隆、星新一と並ぶSF御三家のひとりだが、ラジオ出演、映画製作、緑の博覧会のプロデューサーなど、文筆活動以外にも幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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