わかれ道 風烈廻り与力・青柳剣一郎 祥伝社文庫

小杉健治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396350185
ISBN 10 : 439635018X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
324p;16

内容詳細

浜尾藩飯田家の次席家老風見貞之介は、藩主の乱心に翻弄されていた。嫡男がいるにも拘わらず、突如側室の幼子に家督を譲ると言い出したのだ。このままでは藩を二分する事態に。貞之介は懸命に説得するが、藩主は聞く耳を持たない。挙句の果てに嫡男派と思しき刺客に襲われる。見廻り中の青柳剣一郎に助けられた貞之介は、その人柄を信頼し、己の心情を吐露し始め…。

【著者紹介】
小杉健治 : 1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    お家騒動や切ない身の引き方・・男も女も切なくて。好きな回はシリーズの第64弾!今回は長谷川様の影も薄く・・(笑)このシリーズどこまで行くんだろう。

  • やま さん

    大名家の御家騒動に巻き込まれた青痣与力。山陰の浜尾藩飯田家二十万石の世継ぎは、正室の子である元昌25才である。が、元昌は、側室・登代が生んだ次男・竹丸3才が世継ぎになるのではと思い苛立っている。登代の実家は、豪商「海原屋」である。海原屋からの財政援助を期待したものが、元昌を謀にかけようと蠢く。藩主は、年を取ってからできた可愛い竹丸を世継ぎにと動く。その騒動に巻き込まれた青痣与力こと青柳剣一郎は……。

  • 真理そら さん

    しっとり切なくやるせない小杉作品らしい物語だった。あれ以上のことは青柳与力にもできないもんね。

  • Abercrombie さん

    どう結びつくんだ?と思っていた、お家騒動と妾の旦那殺し。その関わりが次第に明らかになっていく過程がとても怖い(こちらの心情的に)。これ以上の決着は望むべくもなかったのかも知れないけど、もっと救いが欲しかったなぁ。

  • 犀門 さん

    No.019★★★★☆まぁ、そんな感じはしていたんだよね。←意味不明w。

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小杉健治

1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。『絆』で日本推理作家協会賞を、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する。「風烈廻り与力・青柳剣一郎」で、時代小説シリーズを本格的に開始。以降、ミステリー、時代小説の旗手として絶大な人気を誇る(

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