音律と音階の科学 ドレミ…はどのように生まれたか ブルーバックス

小方厚

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065116647
ISBN 10 : 4065116643
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
272p;18

内容詳細

音楽では特定の高さ(周波数)の音(ドレミ…)しか使えない。なぜそのような不自由な形になったのか?この「不自由さ」が生まれたのは、よりよい音の組み合わせを追求した結果だった!紀元前6世紀のピタゴラス研究から始まる音律の進化をたどり、簡単な数学にもとづく音楽の「心地よさ」の秘密を解き明かす。

目次 : 第1章 ドレミ…を視る、ドレミ…に触れる/ 第2章 ドレミ…はピタゴラスから始まった/ 第3章 音律の推移―閉じない環をめぐって/ 第4章 なぜドレミ…が好き?―音楽の心理と物理/ 第5章 コードとコード進行―和音がつくる地形を歩く/ 第6章 テトラコルド―自由で適当な民族音楽/ 第7章 楽器の個性を生かそう/ 第8章 音律と音階の冒険―新しい音楽を求めて

【著者紹介】
小方厚 : 1941年東京生まれ。名古屋大学プラズマ研究所(現・核融合科学研究所)、日本原子力研究所(現・日本原子力開発機構)、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、広島大学を経て、KEK名誉教授。専門はビーム物理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • skunk_c さん

    読友からの頂き物。音楽の3要素のうち、メロディとハーモニーを決定づける音律と音階について物理的に解き明かした本。ピタゴラス音律、純正律、平均律などについてある程度の知識があれば、その発想や長所・短所の合理性がよく分かる。特に楽器の音に含まれる様々な倍音と、3倍音や5倍音音程のとり方を「不協和度」という概念を用いてグラフで説明するあたりが、純正律オープンチューニングで演奏している者からすると実に納得。新しい音楽への展開も興味深いが、デジタルで説明しづらいアナログな音程(スライドは典型)にも目配せが欲しいな。

  • Tenouji さん

    音律と音階について、数学的な説明だけでなく、音楽的な歴史や、西洋と他の民族文化との対比からの説明、こういう本を探していました。等比か等差かというのは、理想的な共鳴と、転調の容易さという要求に対して、平均律という解が、今のところ妥当な妥協点なんだね。

  • 魚京童! さん

    丁寧に作られていてとてもブルーバックスの当たりらしい本だったが、理解が追い付かない。読む気がそがれてきた。つまり飽きてきちゃった。飽きちゃった。

  • にしがき さん

    👍👍👍👍 ドレミ…の音階がどうやって作られ、調整されていったか、平均律とは、ハーモニーとは、、、物理的な解説に驚きの連続。音楽の本でこんなにもピタゴラスという単語を見ることになるとは。西洋音楽は数学と物理だったのかー。/民族音楽の音階の説明(テトラコルド)も目から鱗。民族音楽は音階の成り立ちからハーモニーではなく、メロディ重視。ガムランについて「むしろ、うなりが与える深い陰影を活かす演奏こそがよい演奏であるとされる」という説明が深い。/この著者の解説でジャズを聴いてみたい。

  • hide さん

    ドレミファソラシドというと、誰もが同じ音の流れを思い浮かべると思う。しかし、近世までの音律(音ごとの周波数の比率)は今日のそれとはかなりの別物で、地域や流派によっても様々だった。それが鍵盤楽器の普及、そしてハーモニーや転調といった奏法の進化によって合理化され、今日の平均律へと整理されていく。 音楽理論の本を何冊か読んだが、ピタゴラス数学による音律導出の解説や和音の心理学的解説があったのは本書が初めて。音楽の背景にある数学的美しさに触れてみたい人、なぜ和音を聞くと心地よいのか知りたい人におすすめです。

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小方厚

1941年東京生まれ。名古屋大学プラズマ研究所(現・核融合科学研究所)、日本原子力研究所(現・日本原子力開発機構)、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、広島大学を経て、KEK名誉教授。専門はビーム物理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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