科学の扉をノックする 集英社文庫

小川洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087466744
ISBN 10 : 4087466744
フォーマット
出版社
発行年月
2011年03月
日本
追加情報
:
208p;16

内容詳細

宇宙のはじまりはカップからこぼれたコーヒー?人間が豚を食べられるのは遺伝子のおかげ?作家、小川洋子が様々な分野で活躍する科学のスペシャリスト7人にインタビュー。科学の不思議を解き明かすため、日々研究に打ち込むひとびとの真摯な姿に迫る。そこから見えてきた興味深い成果の数々とは。ふとした疑問から巨大な謎まで、科学に関するあなたの『?』を解決する珠玉の入門書。

目次 : 1章 宇宙を知ることは自分を知ること―渡部潤一と国立天文台にて/ 2章 鉱物は大地の芸術家―堀秀道と鉱物科学研究所にて/ 3章 命の源“サムシング・グレート”―村上和雄と山の上ホテルにて/ 4章 微小な世界を映し出す巨大な目―古宮聰とスプリングエイトにて/ 5章 人間味あふれる愛すべき生物、粘菌―竹内郁夫と竹内邸にて/ 6章 平等に生命をいとおしむ学問“遺体科学”―遠藤秀紀と国立科学博物館分館にて/ 7章 肉体と感覚、この矛盾に挑む―続木敏之と甲子園球場にて

【著者紹介】
小川洋子 : 1962年、岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。88年、「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞受賞。91年、「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年、『博士の愛した数式』で読売文学賞と第1回本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で鏡境花文学賞受賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。海外で翻訳された作品も多く、『薬指の標本』はフランスで映画化されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 三代目 びあだいまおう さん

    宇宙、遺伝子、動物遺体やスポーツまで、作家の好奇心が科学の扉をノックし、その世界の第一人者の話を聴く。そこで感じた素直な感想や疑問が小川先生の感受性フィルターを通ると何とも素敵な説明に。分野第一人者の頭脳が、言葉を紡ぐ第一人者の筆を通ると、かくもわかりやすくなるものか!興味や疑問を解決するまさに最強タッグ!小説とは違う著者の美しい一言一言を堪能できる贅沢❗小川ワードを満喫しながら一緒に科学の世界も覗き見る、まさに珠玉の体験でした❗検索しながら読んだ。1番のお気に入りはやたら健気で可愛い『粘箘』です‼️🙇

  • mae.dat さん

    小川さん。鞄持ち致しましたのに。科学の扉、奥の方は知らないですけど、入り口の方は開放されているんですよ。そして科学の知識は、想像の翼を大きく広げるのにとても役に立つのですのよ。SFはその顕著な例かも知れませんが、それだけじゃないのよ。それは小川さんが本書で実践されて居ますので。もっと多くの人々が自由にノックする世になると良いですね。せんせー方々から、良いお言葉頂きました。取り分けお気に入りは、DNAの村上せんせーの「笑いは副作用のない薬」、遺体科学の遠藤せんせーの「動物の遺体を『無目的』に収集する」です。

  • ムッネニーク さん

    73冊目『科学の扉をノックする』(小川洋子 著、2011年3月、集英社) 作家・小川洋子が科学のスペシャリストたち7人にインタビューをし、それを纏めた一冊。 ジャンルは天文学や鉱物学、生物学、スポーツ科学など幅広いが、いずれも専門的な内容ではないため、全くの門外漢でも問題なく読むことが出来る。 小川洋子らしい柔らかな文章で書かれており、一つ一つのインタビューはまるで物語のようなユニークさ。 科学に興味がなくても十分に楽しめる。 「私は今日ほど安らかな気持で、死の話に耳を傾けたことはなかった」

  • ヴェネツィア さん

    小川洋子さんは、子どもの頃から科学記事が一番好きだったそうだ。本書はそんな彼女が、自然科学の最先端の学者たちのもとを訪問して話を聞くという内容。これを読むと、彼女の知的好奇心と、十分に開かれた感性や想像力のあり方がよくわかる。「ヒトゲノムの組み合わせが4の30億乗の可能性があって、その中からたった1種類選ばれた」のが人間だ、というところなど、まさしく「奇跡」が現前する思いになる。また、著者がタイガースの試合をテレビで観戦する時に、バランスボールに乗って自らに苦役を与えながら見るというのも微笑ましい。

  • ひさか さん

    2008年4月集英社刊。2011年3月集英社文庫化。理学、農学、スポーツ科学の7人にそれぞれの専門のお話を聴くという趣向の本で小川さんのちょっとミーハーな感性が楽しくて面白かった。小川さんそのものである表紙絵が気に入りましたが、南伸坊さんでした。さすがです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

小川洋子

1962年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』で本屋大賞と読売文学賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、12年『ことり』で芸術選奨文部

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品