カラーひよことコーヒー豆 小学館文庫

小川洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094086966
ISBN 10 : 409408696X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年09月
日本
追加情報
:
185p;15

内容詳細

インドとドイツの区別がつかなかった子供のころ。「君、明治生まれ?」とボーイフレンドに揶揄された学生時代。そんな遠い日の思い出と、ささやかな日常の場面の中にある人生の真実―。三十一の宝石のような掌篇が詰まった、小川洋子さんのエッセイ集。文庫化に際し、書き下ろしエッセイを収録。

目次 : 世界一孤独な人/ 幸福なお化粧/ 思い出からやって来る人/ 働く人の姿/ 大人の女性とは/ 本物のご褒美/ 黙々と労働する人/ 言葉の天使、通訳という仕事/ 人と人が出会う手順/ 神様の計らい〔ほか〕

【著者紹介】
小川洋子 : 1962年、岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。88年『揚羽蝶が壊れる時』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。91年『妊娠カレンダー』で芥川賞を受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞と第一回本屋大賞を、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞を受賞。芥川賞選考委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    かつて『Domani』に連載されていた掌編エッセイ集。小川さんのご子息が就職されたというから、早いものだ。それにしても彼女の眼の瑞々しさと、優しさは、ここでも全く健在だ。仕事をする人たちへの限りない共感と驚嘆のまなざし、また時にはジュウシマツの歌声に芸術への昇華を見、はたまた「小説が書けること、犬が元気なこと、タイガースが勝つこと」の3つを理想の生活とする小川洋子さん。なんだ、それなら3つめの望み以外は簡単なことじゃないですか。でも、愛犬ラブを見送った後、彼女の理想の2つめは追想になってしまったが。

  • mae.dat さん

    雑誌連載のエッセイを纏めた本だったのか。18編。洋子さんは、ふと目を止めた先の人間観察眼からの為人を想像して、ちょっとしたストーリーを創造しちゃうのね。又はね、何気無い日常に潜む小さな幸せを掬い取る能力ですかね。愛犬ラブラドール・レトリバーのラブとの別れは、仕方の無い面もありますが、悲しいね。後特筆しておきたいことが「解説」と言う名の何でしょう。一方通行の交換日記の様なものが収められていまして。これに惹きつけられましたよ。おまけとしてはお得な。芸能に疎いのですが、菊池亜希子さんは何者です。気になります。

  • ユメ さん

    音のしない文章だと思った。雪のようにひっそりと、言葉が心に降り積もってゆく。私もそれを黙って受け入れる。小川さんはいつだって世界を見つめている。彼女は、視線の先から物語を汲み取ることができる人なのだと思う。「小説を書く時、登場人物の職業を何にするかは、最も重要な問題になる」「働いている姿が鮮明に浮かんでくると、もう大方、小説が書けたような気分にさえなる」という小川さんが私を見つめた時、果たして物語が浮かぶほど、私はきちんと生きているだろうか。何も見えてこないような人間になっていないか、と自分に問いかける。

  • hiro さん

    ちょっと時間が空いたとき読むのにピッタリの優しいエッセイだった。題名の「カラーひよこ」は予想通りだったが、「コーヒー豆」はまったく想定外の愛犬ラブの○○。その愛犬ラブの話、阪神タイガースの話、『アンネの日記』に関連したいつもの話を含め、作家小川洋子の日常と、小説やエッセイを書く以外の作家としてのいろいろな仕事がみえてきた。さお、小川さんの小説、次は何を読もうか。

  • ペグ さん

    表紙の絵と色が昭和。可愛い! 小川洋子さんのエッセイだからご本人を垣間見れて嬉しかった。繊細で奥ゆかしくて可愛らしい方と感じましたーきっと又手にとるかと思います😻

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小川洋子

1962年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』で本屋大賞と読売文学賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、12年『ことり』で芸術選奨文部

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