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「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

小川たまか

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784907053260
ISBN 10 : 4907053266
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nyaoko

    新聞の紹介で気になっていて図書館からお取り寄せ。「ほとんどないことにされている側」とは、性被害者になった女性側の事を示している。表向きは男女平等かもしれないけど、まだまだ深い所では男尊女卑の考え方が根強く残っている。聴き逃してしまいがちなアイドルの歌や姿、広告、ワイドショー人気の芸能人ゴシップについて、「これって、おかしいよね」と自然に発信できる著者の文章にハッとさせられた。こういう本は若い子よりも、オジサンオバサンが読むべきだなぁ。

  • 夜長月🌙新潮部

    ここで言う「ほとんどないことにされている」のは例えば男尊女卑による性差別者です。日本では多くの性暴力が泣き寝入りで無いものとされています。著者は性暴力被害者の会の代表をしています。性格差の国際比較では日本は2015年の145ヶ国中101位から年々、111位、114位と下がり続けています。でも日本は先進国でかなり男女平等になっていると思っている人が多いのではないでしょうか。この状態を著者は男女平等の薄いフィルムに包まれているだけの日本と呼びます。その実態は痴漢、強姦の起訴率の低さからも明らかです。

  • 寺の始まりさバニーガール

    これも読んで良かった一冊。世の中はまだまだ男中心で、女性たちが厭な思いや悲しい思い、いや、思いどころか一生癒えない暴力を受ける事がある。そんな事実や世の中を、生の声、生きた言葉で書いてある本だ。男にはフェミニズム教育が必要だと思う。私は独身男だから、DV等をする機縁が無いだけなのだが、自分は女性を差別しない良い人間だとうっすら思う図々しさがある。もしも妻がいたら、自分がどんな悪感情を発動するかわかったものではない…という事に気付かされた。男尊女卑は対岸の火事ではない。もっと勉強しようと思った。良書、推薦。

  • ネギっ子gen

    良い題だ。性暴力被害、ジェンダー格差など、多くの人が蓋をする問題を取材し、主に(Yahoo!ニュースなど)Webで発信し、声を挙げ続ける著者が、<決定権のある人への悪意、忖度、もしくは関心のなさ。世に出た表現がバッシングされるのは可視化されても、世に出ない問題の問題は気付かれにくい。多数派は少し首を振ったり、黙ったままでいるだけで、問題提起の芽を摘むことができる>と、問題を訴える難しさに抗いつつ、2016年から3年間の、性犯罪やそれに関する世論、性犯罪刑法改正、ジェンダー炎上などについて発信続けた記録。⇒

  • アマニョッキ

    「ほとんどないことにされている側」というのは、日本の性暴力や性差別のこと。わたしもこれまで興味がなかったわけではないが、今回この著書を読んで衝撃を受けたことが沢山。「痴漢」や「レイプ」をネット検索すると、日本では一番にアダルトコンテンツが上がってくるそう。今の若い学生さんの中には「痴漢」も「レイプ」も合意の上の行為だと思っている人もいるとか。「合意」という言葉の恐ろしさ。まだまだ書ききれないことが沢山あるので、少しでも興味があれば読んでみてほしい。あまねく日本人必読の書だと思う。

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