「織部好み」の謎を解く 古高取の巨大窯と桃山茶陶の渡り陶工

小山亘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784907902032
ISBN 10 : 4907902034
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
263p;20

内容詳細

発掘からわかった“ヘウケモノ”の真実。福岡藩祖・黒田官兵衛とその子長政が築いた高取焼の古窯・内ヶ磯窯。未曾有の規模を誇ったこの登窯から、稀代の茶人・古田織部好みの歪んだ茶陶が大量に出土した。朝鮮渡来の技法にないはずの技術、覆される定説…。陶芸史の最高峰に立つ伝説の職人達の姿を浮き彫りにする労作。

目次 : 序章 古高取との出会い/ 第1章 織部の隠し窯/ 第2章 共振する“至芸”/ 第3章 巨大窯の推進者たち/ 第4章 謎の陶工・別所吉兵衛/ 第5章 織部六作/ 第6章 窯大将・弥之助と「織部高取」/ 終章 「王」印の謎を追う

【著者紹介】
小山亘 : 昭和34年(1959)、東京都の生花店に生まれる。幼少時より家業の関係で「電力の鬼」と呼ばれた松永安左ェ門(耳庵)や田辺茂一(紀伊國屋書店創業者)など、茶陶に造詣の深い多くの先達と出会い、その影響下に育つ。育英工業高等専門学校在学中、教師の勧めで備前焼の二代目藤原楽山(岡山県指定重要無形文化財指定保持者)に師事、その陶技と桃山茶陶にまつわる多くの伝承を授かる。平成11年(1999)、移住した直方の地で古高取の実物を見て以来、その魅力に惹かれる。以後、古高取と桃山茶陶に関する実践的研究を続け、今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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人物・団体紹介

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小山亘

1965‐。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授。1987年同志社大学神学部卒業、1990年サンフランシスコ州立大学大学院修士課程修了(MA in TES/FL)、2003年シカゴ大学大学院博士課程修了(PhD in Linguistics)。専門は、言語人類学、記号論、社会言語学、翻訳

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