小塚昌彦

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本

ぼくのつくった書体の話 活字と写植、そして小塚書体のデザイン

小塚昌彦

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基本情報

ジャンル
：
アート・エンタメ
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784766125627
ISBN 10 : 4766125622
フォーマット
：
本
出版社
：
グラフィック社
発行年月
：
2013年12月
発売国
：
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
小塚昌彦 ,  
追加情報
:
２６９ｐ；22

内容詳細

毎日新聞書体、新ゴ、小塚明朝、小塚ゴシックのタイプデザインディレクターが語る、文字づくりのすべて。

目次 : 序章　旅立ち―書体デザインとの出会い/ 第１章　毎日新聞で活字をつくる/ 第２章　毎日新聞の書体をつくる/ 第３章　タイポグラフィの理論を学ぶ/ 第４章　「新ゴ」の誕生/ 第５章　小塚明朝とゴシックの思想/ 終章　書体デザインの未来へ

【著者紹介】
小塚昌彦 : １９２９年、東京生まれ。タイプデザインディレクター。１９４７年、毎日新聞社に入社。金属活字の鋳造、ベントン彫刻機用の原図制作など、活字書体の開発に携わる。１９７０年以降は毎日新聞ＣＴＳデジタルフォントの開発を担当し、１９８４年に定年退職。翌１９８５年、モリサワのタイプデザインディレクターに就任し、リュウミンや新ゴなど主要書体の開発に携わる。１９９２年、アドビシステムズの日本語タイポグラフィディレクターに就任。小塚明朝・小塚ゴシックを制作した。１９７９〜９７年、愛知県立芸術大学非常勤講師。２００７年、佐藤敬之輔賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ねむこ さん

    読了日：2024/10/20

    2000年頃のパソコンには日本語のフォントと言えば平成明朝(ゴシック)ぐらいしか入っていなかったと思う。それがいつの間にか「小塚明朝」という書体を目にするようになり、若いフォントデザイナーが作ったのかな？と思ったら大間違い。戦前に生まれた小塚昌彦さんが、活字制作、写植書体制作と経験して、最後にアドビでフォントを制作。この本の厚みからも伝わってくるけれど、人生を書体制作に捧げられた方。普段何気なく見ている文字に、そこまでの創意工夫をされていたのかと感心してしまった。

  • doji さん

    読了日：2020/07/09

    書体デザインの最古参である著者の回顧録は、そのまま日本の活字の歴史、グラフィックデザインの歴史ともかさなり、読んでいてとても時代の雰囲気を垣間見ることができた。それにしてもタイプデザイナーは謙虚な人が多いなあと思う。膨大な数の文字を数年かけてデザインする仕事は、一生にいくつかしかできないことがわかってるからこその堅実さなのかもしれない。

  • 中川采美 さん

    読了日：2016/04/16

    「活字として組版された内容は、普段の会話とは全く異なる、改まった強制力のようなものを感じさせる効果があるのでしょう。」 手書き文字から活字になるだけで、影響力が出るというのは吃驚だった。

  • shin さん

    読了日：2016/03/07

    活字の歴史の生き証人による自叙伝。実務的な業界でありなかなか記録が少ない活字の世界において、このような記録は日本の書体がいかにして発達したかを知る一つの資料としての価値もあろうかと思う。 また、フォントのデザイン意図が語られており興味深い。自分が使用するときどれだけ作者の意図を反映出来ているのだろうかと自省するばかりである…

  • TAKAMI さん

    読了日：2015/02/02

    小塚ゴシック・明朝や新ゴなどのフォントをデザインした小塚昌彦氏の自伝。これらがつくられたのが、55歳で毎日新聞を定年退職してからというところがカッコよすぎる。フォントそのものや活版印刷の技術についての歴史にも丁寧に述べられ、社会が求める文字がどのようなものか考え、自分や業界の過去にも捕らわれず、やり方もどんどん変えていく姿勢がカッコいい。偉大すぎるデザイナーだ！

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