障害児の共生教育運動 養護学校義務化反対をめぐる教育思想

小国喜弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130513470
ISBN 10 : 4130513478
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
345p;22

内容詳細

目次 : 養護学校義務化反対運動が提起したこと/ 障害児教育における包摂と排除―共生教育運動を分析するために/ 第1部 「共生」の教育を求めて(大規模施設も養護学校もいらない―八木下浩一・「街に生きる」意味と就学運動/ なぜ「分けない」ことが大事なのか―公立中学校特殊学級教師・北村小夜の闘い/ 「障害児」は存在しない!―がっこの会による就学時健康診断反対闘争/ 「せめぎ合う共生」を求めて―子供問題研究会における「生き合う」関係)/ 第2部 障害児教育における「当事者」とは(「子殺し」する親も子どもの意志を担えるのか―「青い芝の会」神奈川県連合会の主張に着目して/ 「ぼくはにんげんだ」―金井康治の就学闘争二〇〇〇日)/ 第3部 「発達」を批判し、発達にこだわる(どの子も一緒に取り組める授業の追求―八王子養護学校における「総合的学習」/ 「見えない世界」をどう認識するのか―「盲児」のいる普通学級と仮説実験授業/ 共生教育運動における教師のジレンマ―大阪牧方市・宮崎隆太郎の挑戦)/ 第4部 共生教育運動によって問い直される心理学・医学・教育学(臨床心理学における共生共育論のゆくえ―日本臨床心理学会・学会改革運動から/ 医学はいかに問い直されようとしたのか―学会変革の気運とその挫折/ 教育学における応答―少数の教育学者たちによる理論的挑戦/ 継続する検査技術―就学時健康診断における知能検査から見えてくるもの)/ かすかな光へ―「共生」と「発達」の緊張を引き受け続けること

【著者紹介】
小国喜弘 : 東京大学大学院教育学研究科(基礎教育学コース)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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