徳川秀忠 「凡庸な二代目」の功績

小和田哲男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569608594
ISBN 10 : 4569608590
フォーマット
出版社
発行年月
1999年12月
日本
追加情報
:
198p;18

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読書メーターレビュー

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  • ふみすむ さん

    「組織にとって二代目のもつ意味とは何なのかを、徳川秀忠を通して考えてみたい」初代家康、三代家光に比べて凡庸な将軍と見なされがちな二代秀忠の再評価を試みた本。家康が二代目を指名する際、候補は秀忠の他にもいたが、本書は生い立ちや当時の出来事を追いながら、秀忠が家康の後継者となり将軍としての事績を残すまでを描く。‪第一次朝鮮出兵の際には江戸での留守を任され、正月の江戸城で行われる家康の家臣たちの年始の挨拶を受けることになる。このような既成事実の積み重ねが二代目の立場を形成したのではないかと著者は指摘する。‬

  • 月猫夕霧/いのうえそう さん

    kindle unlimitedにあったので手に取りました。確かに秀忠は、家康が生きている間は家康の業績、家光が将軍になった後は家光の業績にされて、間の7年分の業績しか評価されてない感じはありますね。ただもう少し長生きして(数えで54で死去)駿河大納言問題を自分で片づけていたら、ここまで家光に手柄を取られることもなかったのでは、とも思います。なお本書は20年ほど前に書かれたこともあって、ちょっと今の通説と違うのではと思う個所もありましたが、秀忠の評価には影響ない箇所なので無問題ですね。

  • jupiter68 さん

    小和田先生は秀忠をべた褒めである。本文を読むとその内容が納得できる。確かに家康や家光の功績からすると存在が控えめな感じがするが、秀忠がいたからこそ次の将軍につながっていき、江戸時代が盤石なものとなったのである。本書を読んで秀忠が好きになった。

  • silk さん

    初代将軍家康・三代将軍家光に挟まれた二代将軍秀忠について、その功績を述べる。諸大名の改易は家康にはできず、秀忠の代になってからこそできたもの。徳川幕府の礎を築いたのは、まさに秀忠だろう。関ヶ原の遅参だけでは語れないというのはうなずける。

  • しお さん

    源頼家といい足利義詮といい2代目は影の薄いのが多い。頼家は仕方ないけど。これはそんな秀忠のやった事をまとめており、一代目の家康と三代目の家光の陰に隠れた部分を表ざたにしていて分かりやすかった。

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小和田哲男

1944年、静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。文学博士。現在、静岡大学名誉教授。(公益財団法人)日本城郭協会理事長。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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