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苻堅と王猛 祥伝社文庫

Ryou Komae

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396337551
ISBN 10 : 4396337558
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan

Content Description

四世紀半ば、諸民族が覇を競う五胡十六国時代の中国で、〓(てい)族の青年・苻堅は全民族が平等に暮らせる統一国家建設を志していた。〓(てい)族の秦と鮮卑族の燕が中原を二分、江南には中華の正統を継ぐ漢族の東晋が盤踞する中、臥竜の軍師・王猛を得た苻堅は秦の皇帝となり燕を併呑、ついに東晋に挑むが…。史上初、民族融和の壮図を目指した不世出の名君を描く歴史巨編。

【著者紹介】
小前亮 : 1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。在学中より歴史コラムの発表を始める。作家・田中芳樹氏に見出され、小説の執筆を開始、2005年『李世民』でデビュー。中国歴史小説の新たな才能として注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kawaken1216

    三国志から200年後の中国。北方民族から侵略があり、様々な民族が割拠していた時代のお話。前秦の君主 苻堅は様々な民族が共存できる理想の国作りを目指していた。王宮の贅沢を廃したり、軍を使って開墾や道路の整備等を推し進め、華北全域を治めるに至り 100万の軍勢で東晋を攻めるが…… 志半ばで自身が許した降将に斃される運命にあった苻堅。王猛と二人三脚で目指した彼の理想は果たして昇華されたのか?理想に殉じたにも関わらず、時代が受け入れなかった彼の”無念”をもっと描いて欲しい。

  • BIN

    五胡十六国時代に華北を統一して、いよいよ華南の東晋を滅ぼして天下統一を目指すも淝水の戦いで敗れて結局は滅んでしまった理想主義者の苻堅の物語。すべての民の安寧を理想に掲げた主君に対して、その理想を実にする力がある軍師王猛がいたころはすべて順調に進んでいた。自分の理想にみんながついてきてくれるんだと思い込んでいるのが悲しい。あんまり人の内面を見なかったんだろうな。こういう君主がいたことも面白かった。

  • 無職さん㌠

    再読。五胡十六国時代の前秦の苻堅とその参謀の王猛を描いた作品。 諸民族融和の理想を掲げた、中華皇帝の中でも一際異彩を放つ苻堅。彼の時代から1700年近く経っても我々は人種や文化の軋轢を克服できていない。 いつか彼らを題材にした動画を制作したい。

  • URI(病気養生

    少々理想主義でもあり、中盤から徐々に反乱者が出てきたり、思い通りの政治ができなくなってくるあたりのガキ臭さ。というのが名君とかしげたくなりましたが、最後最後で慕容垂に救われる、「あなたによって私が救われ、こうして私によって救われた。王道という樹の種は・・・(意略)」はなかなか読ませる友情シーンだった

  • シシン

    小前さんの小説は始めて読みましたが、あっさりと読めました。理想を追求する苻堅と実現の為に知略を披露する王猛の関係がよくわかる話でよかったです。 井上 祐美子さんの柳絮と対で読むとさらに面白く読めると思います。

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