非行と反抗がおさえられない子どもたち 生物・心理・社会モデルから見る素行症・反抗挑発症の子へのアプローチ 子どものこころの発達を知るシリーズ

富田拓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784772611510
ISBN 10 : 4772611517
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
250p;21

内容詳細

非行は精神障害としてとらえられるのか?精神医学的な働きかけがどの程度有効なのか?環境や対人関係、性格はどのようにその子に影響を与えるのか?心理、教育、社会の観点を通して問題提起にあふれた本。

目次 : 第1章 非行・反抗に「素行症」「反抗挑発症」の診断をつける(素行症とは何か/ 反抗挑発症とは何か ほか)/ 第2章 素行症・反抗挑発症と関わりの深い要因は何か?―生物・心理・社会モデル(生物学的な要素と併存症/ 心理的な要素 ほか)/ 第3章 見立て(素行症・反抗挑発症の診断と見立て/ 見立ての実際の手順)/ 第4章 働きかけの基本(基本的な考え方/ 生物学的な面への働きかけ―薬物療法 ほか)/ 第5章 再非行防止と非行の予防にむけて(3次予防―再発(再非行)の防止/ 重大事件と向き合う ほか)

【著者紹介】
富田拓 : 1961年長崎県佐世保市生まれ。精神科医、医学博士。筑波大学卒。同大学院にて犯罪精神医学を学び、児童自立支援施設である国立武蔵野学院を経て北海道家庭学校へ。掬泉寮寮長を務める。その後国立武蔵野学院医務課長、現在国立きぬ川学院医務課長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ひろか さん

    良書です。富田先生が家庭学校にいらっしゃったことを初めてしりました。

  • れい さん

    【府立図書館】ざっと流し読み。日本の未成年者の矯正保護プログラムの水準が世界と比して高いことがわかった。少年たちが成人し、自立して生きていくために生計を立てなければならないが、少年院や施設入所の経歴の穴は、どのように埋めるのだろうか。親がその子に関心を持つ場合は良くなりようがあっても、ない場合は、例え退所後も居場所がなくて、辛い思いから再犯を高めてしまわないだろうか。医療ができることには限界があって、社会福祉が整う必要があるのだろうと思う。心配する他者が一人でも必要。

  • luckyair さん

    重い本。素行症、反抗挑発症、間欠爆発症、反社会性パーソナリティ障害など、何%が知っているか。これらは適切な関わりによって重大な事案に繋がることは少ないそうだが、その「適切な関わり」ができる大人が社会にどれだけいるだろう。と言うより、むしろ昨今の大人や報道などの仕方は加害的とも言える。自分が被害者でなくとも、背景や経緯を考慮せず無責任に叩きに叩いて、数ヵ月後には忘れてしまう。知識不足の大人が関わること(例えば本人にとって不適切な環境への適応を押し付ける)は、アメリカでは虐待に等しいという考えらしい。★★★

  • みずたまもよう さん

    発達障害児に対する投薬を こんなに親切に正直にリアルに 書いてある本を初めて読みました 知りたかった事を教えて貰える 読書体験は この上ない快感です

  • chimi さん

    児童精神科医の齋藤万比古「人格の可塑性が高まる時期が二つある。乳幼児期と思春期だ」思春期までは人は大きく変わりうる。統合失調症は進行する障害、早期に手を打たなければ深刻化、成否は薬物治療をいかに早く開始するか。脳波に徐波の混入が多い、海馬や扁桃体の体積が小さい、外側視床下部、眼窩前頭前皮質の異常。心理面、医学的側面に注目が集まり非行の社会面について、重きが置かれなくなっている?。社会の犠牲者というふた昔ほど前ならばごく当たり前に語られていたが、いい出しにくくなっている。社会的側面からのアプローチの重要性

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