シノダ!樹のことばと石の封印

富安陽子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784036440207
ISBN 10 : 4036440209
フォーマット
出版社
発行年月
2004年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,365p

内容詳細

“風の耳”“時の目”“魂よせの口”。キツネ一族からおくられた不思議な力をもつ3人の子どもたちが、時空をこえて呼びよせられたのは金色のドングリが実る山。その山の人々は、なぜか石に姿を変えられていて…。

【著者紹介】
富安陽子 : 1959年東京に生まれる。和光大学人文学部卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』により日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズにより新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』によりサンケイ児童出版文化賞を受賞。『やまんば山のモッコたち』はIBBYオナーリスト2002文学作品に選ばれた

大庭賢哉 : 1970年神奈川県に生まれる。イラストレーター。雑誌等の仕事の他に自らのホームページでイラストを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶち さん

    1作目より冒険の要素が強くなって、ますます私好みのファンタジーになってきました。物語には日本の神話や伝承が盛り込まれていて、単なるファンタジーとは趣が異なっているのも良いのです。狐一族の不思議な能力を受け継ぐ信田家の子供たち。ユイは風の耳(聞く)、タクミは時の目(見る)、モエは魂寄せの口(話す)。これって、"見ざる,言わざる,聞かざる"の三猿(申)に通じるものがあって、含蓄ある設定なのですね。こんなところに大人の読者も嵌ってしまう面白さがあるのだと思いますが、はたして子供たちはどうなのでしょうね。

  • takaC さん

    今のところこの2巻が一番好きかも。文庫で1、2巻を読んでから3巻以降をハードカバー(児童書?)で読んでいてなんとなく気付いていたのだけど、オリジナルは挿絵が豊富で挿絵の情報量もかなり豊富だね。あるのとないのとでは印象も若干違うような気がする。自分の想像力の問題と言えばそれまでだけど。(笑)

  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同) さん

    両親が知人の結婚式に呼ばれ子供たちはお留守番。自由気儘に過ごしていると同じマンションに住むユイの友人が漢字ドリルを貸して欲しいと訪ねてきた。部屋に取りに行くと何故か夜叉丸おじさんが飛び出てきて・・。シリーズ第2弾。ナルニア国ものがたりを思わせる展開でした。前回明かされることのなかった末っ子モエの力が今回明らかにされました。そして3人の子供たちが受け継いだ力も今後は深い意味をもってきそうです。それにしても夜叉丸おじさんの株が上がったような、下がったような(苦笑)続編も楽しみです♪★★★★

  • masa@レビューお休み中 さん

    今回は、どんな物語かと思いきや、いきなり信田三兄弟による大冒険がはじまるのです。ことのはじまりは、夜叉丸おじさんが元凶となっているのですが、ユイ・タクミ・モエの三兄弟はもちろんのこと、同級生の優花ちゃんまでもが異世界へ飛びこんでしまいます。しかも、そこには人間の姿をした石像がたくさんあり、優花ちゃんも石像に…。ユイたちの能力も、今回明らかになり、ますます面白くなってきますね。長女であるユイを中心に話が進んでいくのかなぁ。そして、親族の厄介者の夜叉丸おじさんは、まだまだ信田家に災難をもたらすんでしょうね。

  • ミーコ さん

    シノダシリーズ 図書館で見付けた順で読んでるので 前後するのですが、今回もハラハラドキドキ❢ 夜叉丸おじさん 原因を作ったのは仕方ないにしてもユイの友達が石になったまま 元の世界へ戻ろうとするなんて・・・ 今回は多目に見られない❗と腹立たしかったけど、ユイが友達を見捨てず もし、このまま逃げて帰ったら きっと一生後悔するんだ って言葉にハッとしました。作者が言いたかったのは そう言う事じゃないかな?と思います。乗り越えられない災いなんてない ユイの思いに励まされました。このシリーズ大好きです。

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人物・団体紹介

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富安陽子

東京都生まれ。児童文学作家。『クヌギ林のザワザワ荘』で日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズで新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』で産経児童出版文化賞、『やまんば山のモッコたち』でIBBYオナーリスト2002文学賞、『盆まねき』で野間児童文芸賞、産経児童出版文化賞 フジ

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