博物館の少女 騒がしい幽霊

富安陽子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784038145209
ISBN 10 : 4038145204
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
366p;19

内容詳細

謎の怪異調査開始!陸軍卿屋敷で相次ぐ怪しい現象。博物館の怪異研究所に勤める少女イカルは、事態究明の依頼を受け、卿の幼い娘たちの家庭教師として、屋敷におもむく。中学生から。

【著者紹介】
富安陽子 : 1959年、東京都生まれ。『クヌギ林のザワザワ荘』により日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズにより新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』により産経児童出版文化賞、『盆まねき』により野間児童文芸賞と産経児童出版文化賞フジテレビ賞、『さくらの谷』により講談社絵本賞を受賞、『やまんば山のモッコたち』はIBBYオナーリスト2002に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちょろこ さん

    博物館怪異研究所、謎解き物語シリーズ2の一冊。副題通り、騒がしい怪異をポイントに繰り広げられる謎解き物語は期待以上に満足な読み応えがうれしい。深みが増した人物像はもちろん、謎解き部分は伏線もしっかり味わえる楽しさ。実在人物、大山巌、山川捨松夫妻の大山邸へ出張怪異調査。出会いとイカルが目に耳にするものに心ワクワクし、捨松の一人の女性、そして母である描き方にも魅了された。一つの謎は謎のままで…そこもきちんとツボを押してくるのも心ニクい。読後はぐんと微笑ましく見える表紙。良き人との出会いが今後も続きますように。

  • かな さん

    歴史上の実在する人物がまたまた登場。今回は日本最初の留学生で女性で最初の学士号を得た大山捨松。前巻はかなり強引な怪異だったのだが、今回は如何にもありそうな感じだったのですごく読みやすかった。明治時代を舞台に起きるミステリーと怪異の取り合わせが面白い。主要な登場人物も少しずつキャラクターもたってきて今後の展開が楽しみ。とりわけ今回「博物館の少女マップ(明治16年)」というのがついていてイカルの勤めている東京国立博物館のあらましや今回の登場人物のイラストがいい。アニメ化でもいけそうな感じ。

  • ままこ さん

    シリーズ2作目。トノサマの言いつけで、怪異に悩まされているお屋敷のお嬢様たちの学業のお手伝いをすることなったイカル。怪異の原因を探るうちに…。なんとなく犯人はわかったけど、まさかああ繋がってたとは。気づかなかった伏線がスルスルと回収される。特異な生い立ちが明らかになったアキラとイカルの関係も微笑ましい。人に恵まれるのも才能のうち。読み終えて、おっとなった表紙にニンマリ。当時の世相と実在の人物、目利きと怪異とミステリーがいい塩梅に絡んでいて面白かった。うららかな春の息吹を感じさせるラスト。

  • itica さん

    続編を願っていたので嬉しい。ある屋敷で起こった怪異。捜査の依頼を受け、屋敷に通うイカルはまるで探偵のようだ。いや、イカルの勤務先の所長が探偵で、さしずめイカルは助手と言ったところか。でもイカルには特殊な能力の片りんも伺える。これからのイカルの活躍も読みたいし、所長の家の奉公人であるアキラの存在も気になるなー。これは児童書だと思うが、明治時代の怪異とミステリがクセになりそう。多分、出るであろう三巻を待ちたい。

  • ひさか さん

    webマガジン掲載のものを2023年9月偕成社刊。シリーズ2作目。寄り道?の多い展開で、いったいどこに進むんだという筋運びでしたが、後半に謎が収斂されて行くところが面白いとも言えます。明治という時代がなせる技かも。初代館長の町田とイカルには何か因縁がありそうで、次回はそこいらあたりが明らかになればいいなと思います。

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