『日本国紀』をファクトチェック 史実をどう歪めているか

家長知史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784889009750
ISBN 10 : 4889009752
フォーマット
発行年月
2019年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
239p;19

内容詳細

都合の悪い史実を見ない、なかったことにしようとする―そんな風潮に未来はない!天皇、大日本帝国憲法、朝鮮開国、日清・日露戦争、関東大震災と朝鮮人虐殺、南京大虐殺、大東亜共栄圏、沖縄戦、「慰安婦」問題、靖国神社、天皇の戦争責任、そして日本国憲法…など歪められた記述を検証する!

目次 : 第1章 歴史を学ぶということ(歴史と物語は同じではない/ 通史か歴史放言集か/ 歴史を学ぶ意味)/ 第2章 『日本国紀』はどのように女性を描いているか(中学校の歴史教科書と比べてみると/ 平等を求めた女性たち)/ 第3章 『日本国紀』が描く近現代日本の虚像と実像(自由民権運動と大日本帝国憲法―幕末から明治初期の民衆運動/ 朝鮮の開国をどう見るか/ 日清戦争と日露戦争をどう見るか ほか)

【著者紹介】
家長知史 : 1954年京都市生まれ。立命館大学文学部(西洋史専攻)卒業。元京都府立高等学校社会科(地歴・公民科)教諭、元立命館大学非常勤講師、歴史教育者協議会会員

本庄豊 : 東京都立大学経済学部卒業。専門研究は山本宣治を中心とする近代日本社会運動史。現在、立命館宇治中学校・高等学校教員、立命館大学兼任講師、京都橘大学非常勤講師、歴史教育者協議会会員

平井美津子 : 大阪府大阪市出身。大阪府公立中学校教諭、奈良教育大学大学院教育学専修在籍、大阪大学・立命館大学非常勤講師。大阪歴史教育者協議会常任委員、子どもと教科書大阪ネット21事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Noribo さん

    百田尚樹著『日本国紀』は著者自身が「日本の通史(古代から現代まで叙述した歴史書)」と位置付ける作品ですが、本書はその中で史実と異なる数十か所に及ぶ記述を実証的に分析し批判したものです。批判のほとんどは私には納得できるもので百田氏の主張は「戦前の日本礼賛」「中国韓国への嫌悪と差別」に満ちた極端なものと感じます。40数年前の私の学生時代、こうした主張は有楽町での赤尾敏の演説程度、書籍はサブカルコーナーの片隅の棚にひっそり陳列される程度でした。今は書店の目立つ場所に平積み。時代の変化を感じ憂慮しています。

  • そーすけ さん

    286*日本の近現代史は、酷い。その歴史を捏造する百田尚樹は、更に酷い。歴史修正主義に対して、このような取り組みは重要。教科書や、専門家の著作などからの引用が多い。きちんとした史実を学ぶために、オススメの一冊。

  • みのにゃー さん

    確かに百田氏の言いたいこと伝えたいことが『日本国紀』に書かれていた。それは事実の中にあって、彼の主観がちりばめられていた。正しい通説とはいえないと思う。人は信じたいものだけを信じる。『日本国紀』が真実ならどんなに良かったか。アジアの解放。それを信じてアジアの人と相対すると、かなり恥ずかしいことになりそうだ。自虐する必要はなくても、日本がしてきたことを知っておくべきだと思う。左に行き過ぎの面が無い訳ではないが良本。

  • Masataka Sakai さん

    反日さんが自由に百田批判 対談でもやれば良いのに

  • Gen Kato さん

    「一つは、現実に人が行ったこと、起こしたことを率直に事実として認める謙虚さです。その行為がどんなに自国の国民にとって不都合なこと、不名誉なこと、「誇り」を傷つけることであってもです。そしてもう一つは、そうした事実を国民みんなで共有し、歴史をくり返さないようにしようとする誠実さです」、つまり『日本国紀』は、ヴァイツゼッカーの演説に触れたこの一節とはまるで正反対のことをしているわけだ…

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