長い長い殺人 長編推理小説 カッパ・ノベルス

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334072360
ISBN 10 : 4334072364
フォーマット
出版社
発行年月
1997年05月
日本
追加情報
:
18cm,304p

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読書メーターレビュー

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  • ☆よいこ さん

    財布が語るミステリー。無惨なひき逃げ事故が一転殺人事件と判明する。多額の生命保険を掛けた配偶者による殺人事件と推理されたが、容疑者には鉄壁なアリバイがあった。心象は真っ黒だが証拠が揃わず事件は暗礁にのりあげる。登場人物の財布が事件の背景を語っていく▽刑事の財布/強請屋(ゆすりや)の財布/少年の財布/探偵の財布/目撃者の財布/死者の財布/旧友の財布/証人の財布/部下の財布/犯人の財布/再び、刑事の財布▽財布にも個性があり、財布どうしで話せる設定が面白い。世界仰天ミステリーみたいな事件でした。

  • Ryuko さん

    再読。財布が語り手の物語。保険金殺人をテーマに刑事、脅迫者、目撃者など事件に関わる人たちの財布のモノローグで構成される。大事に大事に使われている財布もあればぞんざいに扱われている財布もありそれぞれ個性がある。おもしろい。これに比べたら元警察犬マサなんて語って当然という感じ。ただ、推理小説と呼べるのかどうか。。財布が語るという構成上、仕方なかったのかもしれないが、ちょっとズルしているところが気になる。

  • cathy aya さん

    短編を読んでいくと最後に一本のミステリーになるというのは、わりとあるパターンかなと思うけど、語り手がお財布というのがちょっと新鮮。そしてお財布らしく、制約があるにもかかわらず、ちゃんと物語が進むところが素晴らしいと思いました。

  • 蓮 さん

    被害者、犯人、刑事に目撃者と殺人事件に関わる人々の財布が語る物語。視点が変わる度に新たなピースがはまり、パズルの全体が見えてくるようでぐいぐい読めました。財布が語るという形式も面白いし、財布だからこその限定した情報量で事件が次第に確信に近づいていく様子も読み応えがありました。自己顕示欲の強い犯人と言えば「模倣犯」のイメージがあったのですが、それ以前にもあったんですね。

  • しろちゃ さん

    ラストはそれほど驚かなかった。真犯人の考え方が、今に通じるものがあると感じました。

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人物・団体紹介

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宮部みゆき

1960(昭和35)年、東京生れ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を受賞。’97

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