長い長い殺人 光文社文庫プレミアム

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334749712
ISBN 10 : 4334749712
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
追加情報
:
16cm,413p

商品説明

轢き逃げは、じつは惨殺事件だった。被害者は森元隆一。事情聴取を始めた刑事は森元の妻、法子に不審を持つ。夫を轢いた人物はどうなったのか、一度もきこうとしないのだ。隆一には八千万円の生命保険がかけられていた。しかし、受取人の法子には完璧なアリバイが……。刑事の財布、探偵の財布、死者の財布――“十の財布”が語る事件の裏に、やがて底知れぬ悪意の影が!

内容詳細

轢き逃げは、じつは惨殺事件だった。被害者は森元隆一。事情聴取を始めた刑事は、森元の妻・法子に不審を持つ。夫を轢いた人物はどうなったのか、一度もきこうとしないのだ。隆一には八千万円の生命保険がかけられていた。しかし、受取人の法子には完璧なアリバイが…。刑事の財布、探偵の財布、死者の財布―。“十の財布”が語る事件の裏に、やがて底知れぬ悪意の影が。

【著者紹介】
宮部みゆき : 1960年東京都生まれ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。’93年『火車』で山本周五郎賞。’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞。’99年『理由』で直木賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞。’07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞。’08年英語版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ある疑惑の殺人事件を、人ではなく、登場人...

投稿日:2013/01/28 (月)

ある疑惑の殺人事件を、人ではなく、登場人物たちが所有する財布に語らせるという、宮部みゆきらしい一風変わった発想で描いた作品。どこから着想がわき、どういう風に組み立てたのか、こういうことをさせても落ち着けてしまうのだから、色んなことができる人だなーと感心してしまいます。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yoshida さん

    久しぶりに宮部みゆきさんの作品が読みたくなり読了。保険金殺人がテーマですが、登場人物の財布が語り口というユニークな作品です。そして、宮部みゆきさんの作品に登場する悪意の権化の様な人物、自己顕示欲の塊の様な人物が登場します。これらの人物像が後の「模倣犯」等に繋がるのだと感じた。犯人以外にも、バスガイドの友人といい、宮部みゆきさんは人間の持つ悪意や嫉妬心等の感情を描くのが実に巧みである。やはり私は宮部みゆきさんの作品が好きだなと再確認した。圧倒的な筆力でぐいぐい読ませ、一気読み。満足の読書時間が持てました。

  • Δ さん

    誰目線で書くか?まさか、コレ目線で全てを書くとは…、驚きであり、新鮮であった。それでいて無理矢理感、不自然感を私は感じなかった。確かにコレはその人の経済状態や、それに起因する精神状態、御守りや御守り代りの大事な物を入れたり、何も入れ物がないとき仮に物を入れたり…。これらの要素を巧く織り交ぜてストーリーを紡いでいる。構成も読み飽きない丁度いいタイミングで章が展開し、また最近のミステリーは色々入り組んだものも多いので、私は本作の題名「長い長い殺人」と言う印象をまったく抱かず、「あっという間の連続殺人」だった。

  • かみぶくろ さん

    宮部さんらしい緻密な社会派ミステリー。水に落ちた犬に石を投げ続けるメディア・社会と、承認欲求に支配されてモンスター化する個人の、共犯・共存関係がほんのりと透けて見えてくる。財布が語り手っていう特異な体裁は、動きが制限され、不完全情報下に置かれた財布だからこそのサスペンス性があるが、そこまで劇的な効果はなく。むしろお金の出し入れ=その人物の人間性そのもの、として象徴的に機能しているところに、財布たる所以が感じられた。

  • ゆのん さん

    轢き逃げ事件から浮かび上がる連続殺人事件。これだけならよくあるミステリーだが、この作品は一味違う。事件の関係者が持っている財布が語り物語を進めてゆく。持ち主の雰囲気にピッタリの財布達の語りが面白くあっという間に読了。

  • キムチ27 さん

    読み終えて、奇の衒いがあるでなし、大袈裟なトリックもヒステリックな人物もいない・・なのに、深い人間観の観察の目を感じさせられる。財布に目と口があり、10個語り続けて行く。ひき逃げから始まる殺人、4つ起きる。塚田、法子の怪しげな2人はすぐに浮かぶ。なのに、のらりくらり周囲が振り回される。読むほうは財布のト書きを読み続けるからイラつかされる・・あ、そうかぁ、財布は刑事でも検察でもないしね・・と。外見と真意、偶然と、運命、この世に起こるすべからくの出来事の背部を見せつけられるような作品だった。

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宮部みゆき

1960年、東京生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、92年、『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、97年、『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年、『理由』で直木賞、2001年、『模倣犯』で毎日出版文化賞

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