蒲生邸事件 後編 講談社青い鳥文庫

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062853736
ISBN 10 : 4062853736
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
336p;18

内容詳細

孝史が身をよせる蒲生邸の主人が何者かに殺された。住み込みで働く少女、ふきに好意をもった孝史は、もうすぐ来る戦争をさけ、いっしょに現代の東京へ帰ろうと誘う。タイムトラベラーは、まがいものの神なのか?蒲生大将はなぜ殺されたのか?そして、未来を知ったふきの決断は?今日を生きる勇気がわいてくる壮大な歴史ミステリー。小学上級から。

【著者紹介】
宮部みゆき : 1960年東京都生まれ。’87年『我らが隣人の犯罪』(文春文庫)でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’99年『理由』(朝日文庫)で直木賞を受賞。’08年英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Awardを受賞

黒星紅白 : 1974年神奈川県生まれ。飯塚武史名義でも活動している。挿絵の仕事多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • にこにこ さん

    タイムスリップものだと必ず「矛盾はないか」をチェックしてしまうタチなんだけど、今回はそういうの抜きで一気に読めました。主人公がヘタレでひねくれているのも面白いし、案内人の謎や巻き込まれるトラブル、昭和史は確かにあまり詳しく勉強しないので、それぞれの出来事にも興味が沸いて、一緒に旅してる気分。「事件」というほど謎は深くないが、とても面白かった。

  • イシグロ さん

    「へえ、青い鳥文庫版があるんだ」と思い、長男と共読したのだけれど、中一にはちょっとしんどかったらしい。まあ、長いし、重いしね…。作中の人物で一番印象に残ったのは平田次郎。彼はいわゆるタイムリープものにはあまり出てこない、しかし極めて真っ当な悩みを抱えて生きていて、それは歴史と人の関わり方への問いかけになっている。そして最終章。作中では数日間とは言え、孝史と共に濃厚な前後編を歩んできた読者にとって、あの終わり方は胸にくる。いくつものジャンルを横断しながら、最終的に宮部みゆきの筆力にねじ伏せられました。凄い。

  • 歩月るな さん

    前半で感じちゃった歴史認識についてのフォローが当然のように登場人物の会話に溶け込んでいるのが見事過ぎて、ちょっと会話に出た同級生が、その辺りラストのラストでの「確認」のためにとっておきになるのも効いている。「90年代が今だから」描けたんだなと感慨深くなる終盤の話運びである。ちなみに、時代性もあるから、弱さや強さがどう魅力的に映るかと言う感覚に隔たるものはあるかもしれないけれど、なんとなく珠子さんの方がヒロイン力が高いとは思うんだけれど、一目ぼれした相手に一途になるというのも芯の有る男ぶりの由縁なのだろう。

  • 星野 さん

    読み終わってたのに感想書き忘れてた。面白かったはずなんだが、なんだか記憶がおぼろげ…。

  • かなかな さん

    こんな能力を手に入れたら神さまになった気分にそりゃあなるでしょう。ひもじいとか仕事つらいとか、死ぬほど痛いとか怖いとか、そういった感情を抱いたら神様の力にすがりたくなるものだと思うのだけれど、平田はすごいし、主人公もふきも貴之も偉いなぁと思った。現代に戻ってからがわりと量があってよい読後感だった。青い鳥文庫にした意味はあると思うけれど、設定からラノベを想像すると裏切られる。小中高生はどういう感想を持つのかな。

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人物・団体紹介

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宮部みゆき

1960(昭和35)年、東京生れ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を受賞。’97

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