この世の春 下

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103750147
ISBN 10 : 4103750146
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
400p;20

内容詳細

謎の扉がまたひとつ開き、恐怖の黒い淵が口をあける――尊厳を犯す前代未聞の復讐劇とは? 

作家生活30年を飾る記念碑的長編小説。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro さん

    上・下巻、800P弱、完読しました。著者のデビュー30周年記念特別作品だけあって、大変読み応えがありました。本作は、時代スーパーナチュラル解離性同一性障害ミステリといった感じでしょうか?ヒロインの各務多紀は、いかにも著者好みです。安定の宮部みゆきで、最期は大団円(この世の春)でしたが、もう少しサプライズが欲しかったかなぁ。

  • とろとろ さん

    上巻で張られた伏線が解き明かされていくごとに終焉が少しずつ見えてくるが、まだ予測不可能な事態もあるかもしれないとドキドキ。メインの登場人物だと思っていたのにチョイ役だったとか、北見藩内のことだけと思っていたら江戸上屋敷と下屋敷に広がったりと、いつまでも予断を許さない迫真の展開となる。上巻よりも下巻の方が当然ながら話のスピードが早いがついていける(^o^)。それも一気読み。「あっ、そう終わらせるのね」と思ったのは下巻も終わり1/4頁に入ってからだった。う〜ん、最後まで見事な収束でした。とても面白かった。

  • おか さん

    読み終わってしまった・°°・(>_<)・°°・。(笑)宮部さんの描く 小さな世界(今回の五香苑 や 砦とか 長屋)が大好きです^_^そこから色んな所に出かけて行くけど 最後は皆 我が家に帰ってくる様に又集まる^_^そして 人物描写 自然描写が いつもイキイキしていて 頭の中や心の中で動き続けている だから ついつい一気読みになってしまう(≧∀≦)今回は 壮大な悪意により多重人格となった重興の快癒の過程と その原因を探る人々の活動、、、上巻でお願いした通り 良い結末であった。「げに恐ろしきは人間なり」

  • fukumasagami さん

    「金之助殿は恐ろしくないか。人の罪、人の業と言う闇は、人を見るぞ。闇に阿り、与すれば、闇につけいる隙を与えることになる」 この次、闇にまみれ、闇に呑まれて人の道を踏み外すのは石野織部かもしれない。脇坂勝隆かもしれない。その子弟かもしれない。 人は闇に弱い。だからこそ、闇を前に退いてはいけない。 「老いても儂は武士じゃ。此度のこの戦からは逃げぬ。二度と過ちを繰り返しはせん」 言い切った織部の前で、思いがけず、脇坂勝隆は肩を落として呟いた。 「戦か」 力無い声音である。 「私には、敵の顔が見えぬ。ー」

  • 星落秋風五丈原 さん

    不穏なイメージの上巻とがらりと変わって下巻は歪んでしまった過去を解きほぐすハッピーエンド巻。表紙絵も明るい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

宮部みゆき

1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所などに勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。93年『火車』で山本周五郎賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品