あやかし “妖怪”時代小説傑作選 PHP文芸文庫

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569767802
ISBN 10 : 456976780X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
427p;16

内容詳細

病弱な若旦那のために特別に注文された布団から、夜な夜な聞こえてくる泣き声の正体(「四布の布団」)、のっぺらぼうの同心のもとに持ち込まれてきた、奇妙な女からの訴え(「あやかし同心」)、「百物語」の場に来た少年には、可愛らしい少女の姿をした神様が憑いていた(「逃げ水」)など、妖怪や怪異を扱った時代小説アンソロジー。平成を代表する豪華女性作家陣の魅力が味わえる珠玉の短編六作を収録。

【著者紹介】
細谷正充 : 文芸評論家。1963年生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論・執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    既出のシリーズ・作品を、出版社の壁を超えて収録された6人の女性時代作家アンソロジー。惹かれたのは、のっぺらぼうなのに美しい妻子持つ南町奉行所同心・柏木仙太郎の活躍描いた霜島ケイさん『あやかし同心捕物控』シリーズ第1話「あやかし同心」そして医師の娘・真葛の弟に憑りついた妖怪【うわん】描いた小松エメルさん『うわん』シリーズ第1話「うわんと鳴く声」お二人共初読の作家さんなので機会あればシリーズ追ってみたいです。渋好みには木内昇さん「こおろぎ橋」折口真喜子さん「夜の鵺」巻頭を『しゃばけ』シリーズ畠中恵さん→

  • nico🐬波待ち中 さん

    6名の女流作家による「あやかし」のアンソロジー。「あやかし」好きには嬉しい短編集で、クスッとなったり切なくなったり温かい気持ちになったり、とても楽しめた。特に霧島ケイ『あやかし同心』、折口真喜子『夜の鶴』、宮部みゆき『逃げ水』が良かった。折口・宮部両氏は再読だったけれどやっぱりいい。『夜の鶴』の幼い娘を病で失った母親の、切なくて儚い「あやかし」現象にまたもや泣けた。『逃げ水』のお旱さんと平太の絆と、二人を見守る「三島屋」の人達の心意気は相変わらず心地よい。霧島さんは初読みで、これから追いかけてみたい。

  • ぶち さん

    人気女流作家の時代小説アンソロジーのシリーズ。『ねこだまり』『もののけ』『なぞとき』『まんぷく』に続いて5冊目です。この巻は江戸の怪異がテーマです。『もののけ』の巻と重なるテーマですが、同じ怪異でも今回は読んでいて切なく哀しくなるお話が多かったように思います。 なかでも『あやかし同心』のシリーズは追っかけてみたくなりました。一目惚れするのは顔を見てからじゃない。目鼻のないのっぺらぼうでも、惚れることはあるのです。"男は顔じゃない"です!

  • sin さん

    畠中;お馴染み長崎屋の若だんなと離れの妖怪たち…このころの鳴家は今の様にぶりっこではなくしっかりとした口を利く(笑)。木内;先日、母を亡くしたばかりの身につまされる想いがするが、その心情を差し引いても良くできた物語。霜島;あやかしが同心である必然性を感じない。小松;筋立てがとっちらかっているようで纏まりがなく、間に挟んだ物語は蛇足としか思えない。折口;この物語も今の自分には辛くて重い…思い返すと後悔ばかりで…。宮部;既読だが飽きさせない…これぞ傑作!

  • 酔拳 さん

    6人の作家の作品を集めた妖艶な時代小説集です。私は、宮部さんの「逃げ水」だけ既読でした。「逃げ水」はやはり安定したおもしろさがあります。木内さんの「蛼橋」!木内さんは他の長中編小説は読んだ事あったのですが、妖艶な小説は初めてでした。蛼橋は「人生って何なんだろう?」って考えさせられました。畠中恵さん「四布の布団」・霜島ケイさん「あやかし同心」・小松エメルさん「うわんの鳴く声」・折口真喜子さん「夜の鶴」は、全くの初読の作家さんでした。初めて知る作家さんを知れていい読書体験になりました。

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人物・団体紹介

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宮部みゆき

1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所などに勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。93年『火車』で山本周五郎賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年

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