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真実の中国史「1840-1949」

Junko Miyawaki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784828416489
ISBN 10 : 482841648X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私たちが教科書で習ってきた中国の歴史は、中華人民共和国の都合のいいように書かれたウソの歴史である。
しかし日本人は、戦後の自虐史観によって教科書の歴史が中国の歴史であると信じ込まされてきた。しかも、日中二国間の関係で歴史を学んできたために、世界のなかの中国という視点が完全に抜け落ちてしまった。そもそも日本人は、日本史の歴史同様、中国という国の歴史を自分たちが考える枠組みで捉え、中国の立場から歴史を見直そうとしない。
本書は、中国の立場から見た中国の歴史を知ることによって、日本人の歴史観に則らない真実の歴史を解説していく。歴史とは勝者によってつくられる。毛沢東によって書き換えられた歴史を鵜呑みにしてきた日本人に、まったく違っていたウソの中国史を暴く。
発行:李白社

【目次】
序 章 「真実の中国史」を知る前に
第1章 中国の半植民地化は「アヘン戦争」からではない
第2章 中国に本当の西洋化など存在しない
第3章 国と呼べない中華民国からはじめて国家意識が生まれる
第4章 歴史上、一度もまとまったことのない中国
あとがき


【著者紹介】
宮脇淳子 : 1952年、和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。大学院在学中より岡田英弘からモンゴル語・満州語・中国史を、その後、山口瑞鳳(現東京大学名誉教授)からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、東京外国語大学・国士舘大学非常勤講師

岡田英弘 : 1931年、東京生まれ。専攻は中国史、満洲史、モンゴル史、日本古代史。1953年、東京大学文学部東洋史学科卒業。1957年、『満文老档』の研究により日本学士院賞を受賞。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を経て、東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • papi

    つくづく日本に生まれてよかった。中国共産党の辿ってきた民族の虐殺とか粛清の歴史と毛沢東の野望など今までの中国のイメージが変わりました。そして、現在も軍事力と領土、格差の拡大。経済や環境など様々な問題を抱えていますね。一党独裁国家の台頭はなんだか恐ろしい感じがします。日本はこれらを理解してお付き合いしないといけません。

  • Mitz

    「一般的に知られている‘中国史’は、毛沢東が書き換えたもの」という考えを軸に、アヘン戦争(1840年)〜中華人民共和国建国(1949年)までの歴史を紐解いている。この書の内容はやや偏りがあり、簡単には首肯し難い部分も多々あるが(そもそも勉強不足ゆえ、確たる判断基準が無い)、アヘン戦争の位置づけ、五.四運動の性格、張作霖爆殺事件をめぐる諸説、国共合作の経緯など、参考になることが多かった。最も知らなければならない時代なのに、全く知らない時代になっているという皮肉・・・。巨大な隣国のことだ。少しずつ勉強しよう。

  • 田山河雄

    現在の中国史では屈辱の近代は1840年のアヘン戦争からとなっているが、それは毛沢東が中国共産党の歴史的正当性(レジッテイマシー)を証明するため歴史を書き換えたのだとご主張されている。大変重要な論点で第一章はすべてそれを論じていると述べられているのですが、どうもストンと腑に落ちません。日清戦争敗北からの日本の影響を抹殺したかった(38頁)。それが彼のレジッテイマシーにとってどうしてそれ程不都合だったのか、そこがもう少し明快であればありがたいと思われます。これはもう敬遠でしょうか。

  • gohan takikomi

    日本は歴史を未来に活かすために学ぶ(活かせているかは疑問だが)、中国は歴史を使えるように創造する。 如何に日本で教えられている中国史が虚妄の塊であるかがよくわかりました。

  • ムイシュキン

    アヘン戦争から第二次大戦までの中国は一つの国ではなく、軍閥割拠の戦国状態ということがよく分かった。また、日本人がもてはやしている孫文はどうしようもない人だとか、張作霖は張学良に殺された説があるとかの通説とは全く違う記述は新鮮で興味深い。「左翼嫌い」が文中の端々に出てひいてしまうところがあるが、中国史の真実の一端が分かった気がする。

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