裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル ハヤカワ文庫JA

宮澤伊織

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150312640
ISBN 10 : 4150312648
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
シリーズ
:
追加情報
:
320p;16

内容詳細

仁科鳥子と出逢ったのは“裏側”で“あれ”を目にして死にかけていたときだった―その日を境にくたびれた女子大生・紙越空魚の人生は一変する。「くねくね」や「八尺様」など、実話怪談として語られる危険な存在が出現する、この現実と隣合わせで謎だらけの裏世界。研究とお金稼ぎ、そして大切な人を捜すため、鳥子と空魚は非日常へと足を踏み入れる―気鋭のエンタメSF作家が贈る、女子ふたり怪異探検サバイバル!

【著者紹介】
宮澤伊織 : 秋田県生、作家。「神々の歩法」で第6回創元SF短編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    シリアス系の『神々の歩法』を先に読んだので、同じ作者が怪談仕立てのライトSFを書いていたとは知らなかった。ネット上で流布する都市伝説(ネットロア)が、実は現実社会の裏に存在する裏世界の謎だったとの設定は意表を突く。突然失踪するなど実話怪談の裏側を探検するのが女子大生のバディであり、性格の違う2人が弥次喜多道中よろしくドタバタやらかして、シャレにならない怖い話をユーモアたっぷりのドラマに仕立てる筆致が抜群。読者にはこちらの方が好評かもしれないが、この奇想とシリアス物の組み合わせも面白いので書き続けてほしい。

  • 徒花 さん

    まあまあ。ハヤカワ文庫なのでもっと本格SFちっくな作品なのかと思っていたら、思った以上にライトノベルだった。ひょんなことから裏世界へ行ってしまった女子大生が同じく女子大生と出会って、「くねくね」「八尺様」といったネットロアの怪異たちと遭遇するという連作短編もの。もう少し話の展開にひねりが欲しいところ。ホラーではないけれど、異世界に入る感じがところどころ不気味。続編も出ていてコミカライズ、アニメ化もされるみたいだけど、とりあえずもういいかな。

  • ゴンゾウ@新潮部 さん

    予備知識なしで裏社会に飛び込みました。くねくねも八尺様もきさらぎ駅も全くわからず、ネットで調べました。裏社会もいいけど空魚と鳥子の友情がいいですね。無償の関係がよかった。

  • 緋呂吉 さん

    いやはやまさか小説の巻末に参考文献として洒落怖スレが載る事になるなんて妙に感慨深い。期待して見たアニメが酷い出来だったので、これ実は原作は面白いのでは?と思って読んだ次第です。予想は的中。くねくねに八尺様にきさらぎ駅、時空のおっさん。懐かし補正も効いてしまってとても楽しく読めた。こういう、主人公のモノローグが面白いラノベはアニメにするのが難しいのかな? セリフやナレーション的に全て喋らせちゃうとアニメじゃなく紙芝居みたいになっちゃうだろうしね。

  • 眠る山猫屋 さん

    裏世界。これ、大好物なヤツだ。迷い込んで死にかけていた空魚と、探索者である鳥子。ネットロアが顕現する裏世界で、失うモノの無い二人が手を取り合った!“くねくね”、“八尺様”、“きさらぎ駅”、“おっさん世界”と知る人ぞ識るネットの恐い話を冒険する二人の珍道中。消えた大切な人を一途に捜す鳥子の方が、実は比較的普通な娘であり、巻き込まれたように見える空魚の方が壊れているのが味噌。小桜さんに語った空魚の過去は尋常じゃなかった。だから鳥子に執着している人間嫌いな空魚の自己統制の破綻っぷりに引きずられてしまう。

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人物・団体紹介

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宮澤伊織

作家。秋田県出身。2011年『僕の魔剣が、うるさい件について』でデビュー。15年「神々の歩法」で第6回創元SF短編賞を受賞し、受賞作を表題とした連作長編を22年に刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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