やまなし

宮沢賢治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784895881142
ISBN 10 : 4895881148
フォーマット
出版社
発行年月
2006年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
26cm,40p

内容詳細

「クラムボンはわらったよ」「クラムボンはかぷかぷわらったよ」。2匹の蟹の子どもがかわす会話の、その不思議な響き…。クラムボンとは一体何なのか。賢治童話を代表する、珠玉の短編。

【著者紹介】
川上和生 : 1959年、北海道生まれ。北海道デザイナー学院卒業。デザイン会社勤務を経て独立。雑誌、本の装丁、広告などで活躍中。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ままこ さん

    「クラムボンはかぷかぷとわらったよ」この言葉が印象的。自然の理を瑞々しい感性で描いた珠玉の名作。二匹のカニの会話も微笑ましい。造語も現実にあるような錯覚を起こす。情景がフッと浮かぶオノマトペ。幻燈。水底を描いた川上和生さんの青を基調にした淡い色使いが幻想的で美しく、宮沢賢治の世界観を見事に表現されていた。

  • みう さん

    川底から、蟹の目線で🦀🫧‪『雪渡り』同様、昼と夜の二章になっています。魚、鳥(カワセミ)、鉱物(水晶、金雲母、金剛石)、木の実(やまなし).... 自然界も厳しいのですが、人間がいっさい出てこないお話は 心が疲れた時にいいですね。蟹の兄弟のお父さんが温かい。/日光の黄金は夢のように水の中に降って来ました。波から来る〈光の網〉が、底の白い岩の上で美しくゆらゆら のびたりちぢんだりしました。花びらの影はしずかに砂をすべりました。/〈月光の虹〉

  • 七月せら さん

    「クラムボンはわらったよ」「クラムボンはかぷかぷわらったよ」のリズムが好きで、小さい頃よく口ずさんでいました。改めて読んでみると、なんて美しいのでしょう。谷川の流れは清々しく、光と水の戯れは留まるところを知らず、やまなしの甘い香がふわりと広がる。蟹の兄弟のやりとりがとても微笑ましく、父親の温かさも感じます。そしてお父さんはやっぱりお酒が好き、笑。水の中、蟹たちの世界の眺めがとても美しい絵で描かれているので、手元に置いておきたくなります。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    このお話は、蟹の親子が川の中から見上げる世界で、自然界のいろいろなものを見聞きして育っていくお話です。 さりげないお話の中に宮沢賢治の宇宙観のようなものが備わっていて、描く人によって様々な世界を見せてくれるように思います。 そんな意味で、川上和生さんの絵は、「やまなし」に新しい世界を作ってくれたような映像感があります。 澄んでいて静かで、奥深いものがあります。 このような世界を見上げられる、蟹の兄弟は幸せだなぁと思いました。

  • 美葉 さん

    小学校の教科書にあった気がする。再読。すごく美しい文章。クラムボンとは何なのか。私は、「クラムボン」は、泡のことなんじゃないかと思う。蟹の兄弟のやりとりが好き。絵が綺麗。

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人物・団体紹介

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宮沢賢治

1896年、岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校卒。農学校で教鞭を執るかたわら、意欲旺盛な創作活動をする。30歳の時に農学校を退職、独居生活に入る。羅須地人協会を設立、農民講座を開く。青年たちに農業を指導したが、肺を患って病臥した。1933年、肺病により死去。生前に詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い

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