やまなし/いちょうの実 宮沢賢治のおはなし

宮沢賢治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784265071036
ISBN 10 : 4265071031
フォーマット
出版社
発行年月
2004年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,68p

内容詳細

蟹の兄弟の会話がリズミカルな、谷川の川底からみた春と晩秋の物語と、いちょうの木から実が一斉に落ちる様子を描いた物語。ユニークな視点から見た、季節の変化と生命のいとなみの物語、2編。

【著者紹介】
宮沢賢治 : 1896年岩手県花巻市生まれ。盛岡高等農林学校卒業。1924年詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、1933年9月21日、病気のため三七歳の若さで亡くなる。数多くのこされた、すぐれた詩や童話が、没後、整理・出版され、いまもなお多くの人びとに読みつがれている

川村みづえ : 東京生まれ。女子美術大学芸術学部図案科卒業。レナウン宣伝部入社。イラストレーターとして、テレビコマーシャル「イエイエ」「ワンサカ娘」などを手がける。1982年退社してフリーとなる。広告関係をはじめ、朝日新聞社発行の情報紙『風』の表紙絵や新聞小説、雑誌小説のさし絵、単行本カバー・イラストを描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    『やまなし』谷川の底で暮らすカニの親子の四季。5月、【クラムボン】が笑ったり、死んだりします。理由はカニには分からない。クラムボンが何かも分からない。12月、川に黒くて丸いものが落ちて、また浮かんでいきました。何だろう? お父さんが教えてくれました。「いいにおいがするやまなし」だと。『いちょうの実』秋になって、ぎんなんの旅立ちの日。出発を待ちわびる者、準備が間に合わずべそをかく者……。北風が迎えに来ました。「さよなら、おっかさん、さよなら」。歌のようなリズムが美しい2つの物語。2004年12月初版。

  • ♡ま か ろ ん ✽.。 さん

    「クラムボンはわらったよ。」「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」「クラムボンははねてわらったよ。」「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」という所を宮沢賢治さんはどういう気持ちで考えたのだろう。と不思議に思い、印象に残った。

  • リリー・ラッシュ さん

    『やまなし』「クラムボンは笑ったよ。」「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」…懐かしい言葉の響き。子供の頃、国語の教科書で出逢った宮沢賢治。どんな内容かなんて全く覚えていないのに、このフレーズを聞くと懐かしさがよみがえる。心地良い宮沢賢治の世界。『いちょうの実』旅立つ子供たちの希望と不安、子供たちを旅立たせる母親の喜びと寂しさ。旅立ちがそう遠くない息子たちを想い、最後の三行に私も癒されました。

  • shiho♪ さん

    図書室本 『やまなし』は6年生の光村国語に採用。『いちょうの実』が季節柄、気になって読む。いちょうの木と実が上手いこと親子として擬人化しているんですね。いちょうの子どもたちの旅立ちの日。不安な気持ちは親も子も一緒。でもその不安に負けないくらい、旅立っていく時のまばゆい黄色の情景がとても美しく感じられました。 少し難しいと感じる宮沢賢治の作品ですが、この作品は理解しやすいお話だと思います。

  • このえ さん

    ★★★☆☆『やまなし』は小学校国語の教科書に載っていたので、久しぶりに読んでみた。「クラムボンはわらったよ」という言葉だけが頭に残っていたが、「クラムボンって何?」と思った記憶が。「クラムボン」は宮沢賢治が作った言葉で、何のことかわかっていないらしい。二匹のかにのこどもが、水の底でくらむぼんや魚ややまなしを見ながら話している。『いちょうの実』はいちょうの木から子どもたちの実が旅立つ前のお話。夢を語ったり、持ち物について話したりしているのを想像するとたしかにかわいい。

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人物・団体紹介

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宮沢賢治

1896年、岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校卒。農学校で教鞭を執るかたわら、意欲旺盛な創作活動をする。30歳の時に農学校を退職、独居生活に入る。羅須地人協会を設立、農民講座を開く。青年たちに農業を指導したが、肺を患って病臥した。1933年、肺病により死去。生前に詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い

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