海を渡った幕末の曲芸団 高野広八の米欧漫遊記

宮永孝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121014634
ISBN 10 : 4121014634
フォーマット
出版社
発行年月
1999年02月
日本
追加情報
:
221p;18

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • nbhd さん

    渋沢栄一さんのパリ滞在記(航西日記)を読んで、衝撃を受けたのは、1867年のパリ万博で注目を浴びたのは、足芸、コマ回し芸などを繰り広げる日本人旅芸人一座だった。ってことで、そんな曲芸団一座を率いた高野広八さんの日記をひもといて一行の様子をまとめたのがこの本だ。日本と西洋近代の邂逅の凄み、みたいな期待する面白さはなかったのだけど、高野さんの「女郎買い」の話に興味を持った。高野さんは、ある意味、「性的な国際交流」の第一人者でもあったわけだ。「女郎かいにまいり、此夜始て異国女とまぢわりを致候なり」。

  • ポカホンタス さん

    高野広八。幕末の曲芸団の後見人として、約3年間米欧を渡り歩いた。その時につけていた日記が興味深い。著者自らの手で多くの資料を収集した労作。

  • 紫 さん

    海外渡航の解禁後、最初に海を渡った民間人はドサまわりの旅芸人御一行だった! 時は幕末、アメリカ・ヨーロッパを巡業することになった曲芸団「帝国日本芸人一座」の記録であります。日記の記述をもとにして、巡業地の新聞報道や広告によって補完することで曲芸団の欧米巡業を復元。アメリカでは大統領にホワイトハウスへ招かれ、フランスではパリ万博のさなかに徳川昭武に対面、イギリスでは売春婦に金を盗られるトラブルが起こり、スペインでは内戦に巻き込まれるといった具合で、まるでフィクションを見るような波乱万丈の2年間。星3つ。

  • amabiko さん

    書きものの資料として再読。メモを取りながら読む。本書がいかに膨大な労力をかけて書かれたものであるかを改めて痛感。同種の調査を国内に限ってやったことがあるので、その苦労と喜びが手に取るようにわかる。いかに新聞がデジタルアーカイブ化されてきているとは言え、現地調査に勝るものなし。次は広八日記を読もうか。

  • amabiko さん

    「広八日記」に記録された曲芸団の足跡を丹念にたどった労作。元になった日記のネタがそもそも面白いのだろうが、それにも増して、著者が2ヶ月かけて欧米各地の図書館、文書館で調査をした結果が加わり、読み物としてとても面白いものとなっている。一つ欲を言えば、足芸、軽業、手妻の演目内容をもう少し深掘りしてほしかった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

宮永孝

1943年生。富山県高岡市出身。早稲田大学大学院文学研究科英文学専修博士課程単位取得満期退学。文学博士。現在、法政大学名誉教授。日本洋学史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品