野の春 流転の海 第9部 新潮文庫

宮本輝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101307589
ISBN 10 : 410130758X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
追加情報
:
549p;16

内容詳細

昭和41年春、大学生になった伸仁は部活動にアルバイトに青春を謳歌し、房江は兎我野町のホテルで賄い婦の仕事を得て働いている。別居の熊吾は進行する糖尿病に苦しみながらも、木俣の高級菓子の夢、中古車センターの運営、森井博美の活計等、大小様々な難事の解決に奔走するのだが…。父母の劇的な人生を雄渾な筆致で描き、生の荘厳な輝きを捉えた奇跡の大河小説、圧倒的感動のフィナーレ。

【著者紹介】
宮本輝 : 1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、’77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため2年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)等著書多数。2010(平成22)年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ジェンダー さん

    主人公が亡くなってしまった!入院してからすぐやったし病気というのを甘く見てはいけないと思ったし年をとってから一緒にいてくれる人がいるだけでどれだけ嬉しい事なのか改めて認識する事が出来ました!嬉しい時や悲しい時もあるけれど言葉にしないとわからない事もあるし言葉にしなくても伝わる事あるけれどお互いもっと聞く耳を持っていたらまた違った最後を迎えられたのかなぁって思いました!9部作と長かったようでそんなに時間かけずに読めたしまた年を重ねてから読み直しできればと思ってます!

  • まーみーよー さん

    終わってしまった。感想を書くと余韻が断たれる気持ちになりそうでなかなか書く気にならない。昭和を生きた松坂家の20年を共有できて嬉しかった。伸仁の20歳の誕生日を家族で祝う場面とラストシーンは感涙。しばらく熊吾ロス房江ロスになるのがわかる。ノブちゃん(=宮本さん)には「春の夢」「青が散る」で再読すれば再開できそう。あー、良かったな。良質の読書体験でした。

  • reo さん

    そもそも著者氏の自伝的大河小説「流転の海」を読む切っ掛けとなったのは、去年の九月中頃同氏の「灯台からの響き」を手に取ったところからはじまる。非常に洗練された文章に興を持ち、更に面白そうな本をと探していたらこの小説が目に止まった。何はともあれ全九巻読み終わり感想は❓と訊かれれば、一言”堪能させて頂きました”と。好きな本を三つ挙げろ言われれば「モンテ・クリスト伯」「レ・ミゼラブル」そしてこの「流転の海」がめでたく仲間入🙌松坂熊吾、房江、伸仁、丸尾千代麿他、この小説に登場してくる全員が生涯の友になりました。

  • 西 さん

    ついに読み終えてしまった。NHKでたまたま見た宮本輝さんのこの作品完結時のインタビュー、あれに出会っていなかったら多分読んでいなかっただろう大長編。ラスト、悲しいけど、だからといって熊吾の人生が悲しいものだったわけではなく、たまたま最後の部分だけを切り取れば悲しかったものの、それ以上に幸せだった時間も多くて、人の幸か不幸かなんて、人生の途中でも決められないし、最後でも決められないし、どこを切り取るかで変わるものだから意味はないなと。虚構の世界、こんだけ長く味合わせてくれた作者に感謝しかない

  • たか さん

    流転シリーズが終わった。めっちゃ長い時間かけて読んだから終わってしまうと寂しい。最後の一行まで物語の中に没頭できた。名作。

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人物・団体紹介

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宮本輝

1947年3月6日兵庫県生まれ。77年『泥の河』で第13回太宰治賞を受賞しデビュー。78年『螢川』で第78回芥川龍之介賞、87年『優駿』で第21回吉川英治文学賞を受賞。2004年『約束の冬』で第54回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門を、09年『骸骨ビルの庭』で第13回司馬遼太郎賞を受賞。また同年、紫綬

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