基本情報
内容詳細
信州の八ヶ岳山麓に高森草庵をひらき、祈りと労働、思索の日々を送った、カトリックのドミニコ会修道司祭、押田成人。九死に一生を得て、病を同伴者としたその歩みと、世界を旅するなかで出逢った、キリスト教や仏教、イスラームといった宗教の枠組みを超えた人びとを通して培われていった霊性は、私たちに何を告げているのだろうか。内から響く声に行雲流水のごとく従い、深みへの旅を歩み続けたその生涯と思索をたどる、評伝的一冊。
【目次】
まえがき
第1章 誕生からドミニコ会入会まで
少年時代
旧制第一高等学校時代
ホイヴェルスさんとの出会い、受洗
戦争体験
哲学と司祭の道へ
宮城県荒浜海岸での仮死体験
第2章 高森草庵に生きる
ドミニコ会入会からカナダ滞在、日本帰国まで
高森草庵のはじまり──新しき村へ
かくれキリシタンとの出逢い
コトことば
第3章 人々とのめぐりあいと九月会議
I 国内でのめぐりあい
宗教に流れる地下流──神秘伝承──との出逢い
高森草庵に集う人とのかかわり
そのほかの人びととのかかわり
「ことば」をとおしての出逢い
II 海外でのめぐりあい
インドでのめぐりあい
アジアでのめぐりあい
アメリカでのめぐりあい
ヨーロッパでのめぐりあい
III 九月会議
九月会議とは?
九月会議に集った人々
九月会議という出来事
九月会議を振り返って
九月会議がわたしたちに問いかけているもの
第4章 現代文明との闘いと思索の深まり
I 現代文明との闘い
現代文明とは?
裁判等の経緯
II 思索の深まり
遠いまなざし
自らの変容と回心
「地下流」に生きるとは
慰霊林
現代文明のなかに生きるわたしたちへのメッセージ
第5章 闘病と晩年
世界を巡礼して
本格的な闘病生活へ
聖書の翻訳
説教
「ひとり ひとり 心得べきこと」
天に召されるまでの日々
押田さんが残したもの
押田成人 略年表
むすびとひらき
【著者紹介】
宮本久雄 : 1945年新潟県生まれ。20歳のころに押田さんや高森草庵と出逢い、洗礼を受ける。押田さんと同じドミニコ会に入り、カナダやイスラエル、フランスで聖書やキリスト教について遊学した後に司祭となり、聖書や教父などを教える。今も高森草庵をたずねつつ、押田さんや高森草庵の精神を学問的に表現しようと孤軍奮闘中
石井智恵美 : 1960年東京生まれ。学生時代に押田神父や高森草庵に出逢う。日本や韓国やドイツで神学を学んだ後、教会の牧師をしつつキリスト教思想などを教える。今も度々高森草庵を訪れ、畑仕事や田んぼ仕事をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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