宮崎貞夫

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本

ななこ姉ちゃん ティーンズ文学館

宮崎貞夫

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基本情報

ジャンル
：
文芸
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784052044076
ISBN 10 : 405204407X
フォーマット
：
本
出版社
：
Ｇａｋｋｅｎ
発行年月
：
2016年03月
発売国
：
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
岡本順 ,  
追加情報
:
１８１ｐ；20

内容詳細

あたし、いつから、よそ者になったのかなぁ？三年ぶりに新居浜にもどってきた、「太鼓祭り」が好きな姉ちゃん。心ゆさぶる“ふるさと”の物語。第２３回小川未明文学賞大賞受賞作品。

【著者紹介】
宮崎貞夫 : １９３１年生まれ。愛媛県新居浜市出身。第１５回小川未明文学賞最終候補に残る。第１６回日本動物児童文学賞奨励賞を受賞。『ななこ姉ちゃん』にて第２３回小川未明文学賞大賞を受賞。日本児童文学者協会会員

岡本順 : １９６２年生まれ。愛知県出身。挿絵を中心に広く活躍中。絵本『きつね、きつね、きつねがとおる』（伊藤遊・作　ポプラ社）で日本絵本賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

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  • ゆか さん

    読了日：2016/04/13

    小川未明文学賞受賞作品。町を離れたななこ姉さんが三年ぶりに帰ってきた。翔太とトンビは、1年生の時にななこ姉さんと出会う。母親のいないふたりの面倒をよく見てくれたななこは、中3の時に親の仕送りが止まり、万引きをしてしまう。翔太のおばあさんからも嫌われ、住み込みで働ける美容師になろうとするななこ。なんだか、大人が誰も力になってあげず、やり切れない。翔太とトンビに対してもそう。貧困のループが問題になっているがまさに、そこにスポットをあてていると思った。最後、問題が解決していないのだが現実を思うと、解決は難しい。

  • イチイ さん

    読了日：2020/05/30

    父親が仕事で不在でほとんど一人暮らしをしている少年は、大阪へ住み込みで働きに出ていた近所のお姉さんと3年ぶりに再会する。しかし万引きで捕まったことのあるお姉さんに大人たちは冷たく、少年はなんとか手助けしたいのだが、という児童向けの小説。主人公たちは親が不在か死んでおり、小学生のうちから田舎の家で一人暮らし。お姉さんに至っては母親が蒸発し唯一残されたつながりの月々の仕送りも途絶え、中学校の卒業すら危ぶまれる事態。あまりに過酷な生い立ち。物語として小さく、ほのめかされるだけの筋が多いのが気になった。

  • beniko さん

    読了日：2017/08/12

    頂き本。近所の方が作家様とお知り合いとのこと。自伝的な要素もあり、小学生の翔太が、友人のトンビとともに親しくしていた6歳年上の「ななこ姉ちゃん」との数年の思い出を綴った話。ティーンズ文庫だけあって話は短い。翔太もトンビも母がいない。ななこは父が亡くなっていて、母は失踪。気丈な性格ではあるけど、幼い翔太とトンビにななこは支えられていたんだろう。たった一度の万引きで態度を変える翔太の祖母はいわゆる世間一般の人の反応を代表してるのかな。人が生きていくために必要なのは恵まれた環境ではなく、希望なのだと教えられる。

  • あお さん

    読了日：2017/05/25

    課題図書。テーィンズ文庫だけあって読みやすい。

  • 芦屋和音 さん

    読了日：2016/11/04

    小川未明文学賞大賞作品。ちょっと物足りないかなぁ。助けてくれる理想の大人が出てこないので、子どもが読んだら大人に幻滅しそう。けれど、ななこ姉ちゃんのたくましく生きる姿は素晴らしい。

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宮崎貞夫

１９３１年生まれ。愛媛県新居浜市出身。第１５回小川未明文学賞最終候補に残る。第１６回日本動物児童文学賞奨励賞を受賞。『ななこ姉ちゃん』にて第２３回小川未明文学賞大賞を受賞。日本児童文学者協会会員

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