公孫龍 巻4 玄龍篇

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784104004317
ISBN 10 : 4104004316
フォーマット
出版社
発行年月
2025年01月
日本
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

中国歴史小説の巨匠の最高傑作、謎の英傑の活躍を描く四部作いよいよ完結。春秋戦国時代末期、周王朝の末裔という出自を隠して生きる商人・公孫龍は、天賦の才により諸侯のブレーンとして名をはせてきた。だが、西の大国秦の台頭で諸国の均衡が揺らぎ、徳より力が支配する時代が近づいてくる。それは公孫龍にとって青年期の終わりでもあった――歴史小説の面白さを刷新する著者渾身の大長編最終巻。

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読書メーターレビュー

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  • まえぞう さん

    平原君を書きたかったんですね。架空の主人公を自由に動かすなかで戦国時代が中盤から後半に進む時代をイキイキと描き出したという感じです。最後に呂不韋がでてくるので、続きをみたくなりますが、主役を誰にするかでまず悩んでしまいますね。戦国の四君のひとり、最後を飾る楚の春申君を塚本青史さんが書いていたと思いますので、そちらでも読んでみます。

  • 星落秋風五丈原 さん

    「完璧」「刎頸の交わり」登場。『孟夏の太陽』無恤で春秋から戦国に突入した趙氏の戦国末期を公孫龍を中心に描く。最後には呂不韋が登場し秦がやがて中国を統一していくことが示唆される。他レビュアーも書いているように主役感が薄い。今まで脇役だった人を主役にする面白さも確かにあるんだけど本書の場合は脇役・傍観者という立ち位置にすぎないので面白みにかける。人物像は魅力がある。

  • ガットウ さん

    ★★★3.9点。楽毅将軍、白起将軍、廉頗将軍が出てきて、うおっとはなるけど、最終巻としては尻すぼみな印象。

  • 信兵衛 さん

    地位がないからこそ他人への羨望や見下すことがない、そうした自由さ、柔軟さこそ公孫龍という人物の魅力に他ならないと、改めて感じます。

  • ひさしぶり さん

    最後の方にギョッとする人物が登場して落命かとヒヤリとしましたが、それよりendがそれでいいの?と言うくらい調子抜け(辛口)。春秋時代の偉人らのスケールのデカさの中にどっぷり浸かると読後の現実があまりに情けない。国策を仕切る連中の小者さ。

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人物・団体紹介

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宮城谷昌光

1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞、94年『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞(

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