三国志 第7巻 文春文庫

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167259273
ISBN 10 : 4167259273
フォーマット
出版社
発行年月
2011年10月
日本
追加情報
:
16cm,392p

商品説明

宮城谷文学の集大成、ついに佳境へ

劉備は孫権より荊州を譲り受ける。曹操は関中に兵をすすめる。熾烈な戦いに勝ち、天の志を得て曹操が魏王となる怒濤の第7巻

内容詳細

荊州において劉備の勢力が膨張している。孫権は本気で荊州を劉備に任せたのであろうか。北方にいる曹操の目には、両者は協調しているように映る。そして西方には馬超と韓遂が―熾烈な戦いを進める初老の曹操にとっていまや蔵月さえも障害になりつつある。建安二十一年、魏王となった曹操は、後継を誰にするか迷いの中にいた。

【著者紹介】
宮城谷昌光 : 昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成18年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Die-Go さん

    図書館本。いよいよ劉備の蜀獲りが本格化する。聖人君子ではなく、策謀廻らせるあくどさも持ったキャラなのが正史準拠ならでは。一方魏の曹操の元では臣下の世代交代が進む。荀ケ然り、荀攸然り。★★★★☆

  • Book & Travel さん

    劉備が蜀に侵攻し勢力図が固まってくる。恩も恥も無いと本作では評価の低い劉備だが、ここへきて器の大きさと人としての成長が見られ、節目節目で心服する人物が現れるのが興味深い。張飛の将としての成長が描かれるのも嬉しい所。一方呉は大黒柱の周瑜が早逝するが、若いが人を良く見る孫権を、魯肅や呂蒙ら良将が支える。国力を回復させた曹操は、西方で馬超と、合肥では呉との攻防。天才的な戦略と人材登用は衰えないが、権力者の怖さを覗かせる場面も。三人の時勢の読みや人心の掴み方は其々に現代にも通じる所が感じられ、読み応えがあった。

  • ジュール リブレ さん

    全12巻の半分を過ぎました。いよいよ三国鼎立。劉備が蜀をとりました。この先は、いよいよ悲しいシーンが続くんだよな、と、2千年前の歴史に心を寄せる。淡々とした筆致と、粛々とした時の流れを感じ、味わいながら、じっくり読み進めたい。

  • アイゼナハ@灯れ松明の火 さん

    第7巻は荊州領有を巡る劉備と孫権の水面下での争い、曹操危機一髪の場面を含む潼関の戦いを経て、劉備入蜀、魏国建国の辺りまで。孫呉ファンとしては段々劉備との関係が悪化していくのが哀しいかぎり。周瑜が亡くなり、親劉備派の魯粛が後を托されてますが、徐々に存在感を増してくる呂蒙の描き方が巧いなぁって思います。関羽と魯粛が対峙する「単刀赴会」の解釈の仕方も新鮮。魯粛がカッコよくて満足です。それにしても、今後の関羽の描かれ方にも興味が湧くなぁ。「忠義」というより「正義」の人ってか。どうなるんだろうね…。

  • みや さん

    劉備が荊州四郡や蜀を手に入れる流れや呉との関係性が、余計に盛った部分が無いからこそ凄く分かりやすく、色々と納得がいった。ほんの些細なことであろうとも、全ての出来事は連綿と繋がっている。そこが丁寧に解かれていくのが本当に面白い。劉備と関羽、劉備と孫夫人の仲が険悪なのには驚いた。この先、同じ歴史でも全く違う見え方になりそう。孫権が呂蒙と蒋欽に勉学を進め、成長した呂蒙に対して魯粛が尊敬の念を素直に抱くエピソードがとても好き。呉は全体から家族のような絆を感じる。荀ケの死が突然な上に不可解すぎて気になって仕方ない。

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人物・団体紹介

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宮城谷昌光

1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、’01年、『子産』で吉川英治文学賞を、’04年、菊池寛賞を、’16

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