進撃の巨人という神話

宮台真司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909852250
ISBN 10 : 4909852255
フォーマット
出版社
発行年月
2022年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
183p;19

内容詳細

稀代の傑作『進撃の巨人』は人類に何を問いかけるのか。新たな視座をもたらす本格評論集。

目次 : 『進撃の巨人』は物語ではなく神話である(宮台真司)/ 高度に発達した厨二病はドストエフスキーと区別が付かない(斎藤環)/ ヒューマニズムの外へ(藤本由香里)/ 笑う巨人はなぜ怖い(島田一志)/ 巨人に対して抱くアンビバレントな感情の正体(成馬零一)/ 最もファンタスティックなのは何か(鈴木涼美)/ 水晶の官能、貝殻の記憶(後藤護)/ 立体機動装置というハッタリと近代兵器というリアル(しげる)/ 特別付録 渡邉大輔×杉本穂高×倉田雅弘『進撃の巨人』座談会

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 原玉幸子 さん

    『進撃』の絵は、評者曰く「コマ割り/見せ方が上手い」とは! これは「漫画が何たるか」を知り、好きな人でなければ分からないことでしょう。『進撃』が一種の「ピカレスク小説」であることにはふむふむ程度でしたが、宮台の「善悪のトートロジー批判」には、気付きの成程なぁでした。私の「『進撃』のテーマが今一つ感じられなかった」との感想は、民族浄化思想が惹き起こす紛争や巨人による破滅物語の解決が、ミカサのエレンに対する恋情で全てなのか!と、納得出来なかったからかと今思えばです。もっと深く読み解けって?(●2022年・夏)

  • 内島菫 さん

    評論の対象である『進撃の巨人』に比して、本書に文章を寄せている八人に割かれる紙幅にかなり限りがあるため、深みではなく各々の切り口がメインとなる評論集。論の十分な展開にまで至らなくても興味深い指摘が随所に見られ、小さくともキラリと光る貴石を次々と拾い集めるようなある種の疾走感を味わいながら勢いを持って読める。特に注目すべきは(やはり)後藤護氏の「水晶の官能、貝殻の記憶 『進撃の巨人』における「小さな」もの」である。その美学的直感と知識に支えられた論は、本書の中でも例外的に独自の展開と、

  • 赤猫 さん

    連載中に散々考察したりTwitterや掲示板の感想を漁ったり諫山創のブログやインタビューを読んだりしていたので、思いのほか全然物足りなかった。ちょっと面白かったのはp.102の「巨人は消えるべきだったのか?」のところ。タイトルの「進撃の巨人という神話」はすごく好き。

  • ひろか さん

    原作をきちんと読んでないですが、興味があっていち早く手に取りました。各論者からのさまざまな論考の、一部しか理解はできないが、どれもおもしろい。 ちゃんと原作を読みたいし、そのあと、また本書を読みたい

  • 酩酊石打刑 さん

    アニメ版の最終章後編が放映されたのを機に読んだ。巨大化したいびつな人が人を食うという、なんともありえない設定にどうしても馴染めないまま読み進んでいた。しかし『寄生獣』をルーツとした世界観の流れに位置づけられるとの藤本由香里の指摘には、すんなりと納得することができた。斎藤環の「巨人」の生物学や、しげるの立体起動装置の現実可能性などいささか野暮な話とは思うのだが、このような分析もなかなか楽しかった。様々な視点からの分析、論考に『進撃の巨人』という作品の世界を楽しんだ。アニメで観たのだが漫画を読みたくなった。

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人物・団体紹介

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宮台真司

1959年宮城県生まれ。社会学者、映画評論家。東京都立大学教授。1993年からブルセラ、援助交際、オウム真理教などを論じる

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