私たちはどこから来て、どこへ行くのか 幻冬舎文庫

宮台真司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344426009
ISBN 10 : 4344426002
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
504p;16

内容詳細

進む社会の分断。台頭する排外主義とポピュリズム。基本的人権・民主主義という我々の拠って立つ価値が足元から揺らぐ今、不安と絶望を乗り越えて社会を再構築する一歩は、「私たちはどこから来たのか」を知ることから始まる―サブカルチャー、社会問題からアカデミズムまで、戦後日本の変容を鮮やかに描ききった、宮台社会学の精髄。

目次 : 第1章 時代―“終わりなき日常”が永久に終わらないのはなぜか/ 第2章 心の習慣―震災で露呈した“民度の低さ”と“悪しき共同体”/ 第3章 文化―平成のサブカルチャー史と、社会システムの自己運動/ 第4章 社会―若い世代の感情的困難と、それをもたらす社会的位相/ 第5章 技術―ネット社会における全体性の消失とパラドクスの増殖/ 第6章 政治―日本社会再設計に立ち塞がる数多の勘違いを排除する/ 第7章 全体―私たちは、どこから来て、どこへ行くのか

【著者紹介】
宮台真司 : 1959年生まれ。社会学者。映画批評家。首都大学東京教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(社会学博士)。権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で言論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しゅん さん

    新しい論考から時間軸をさかのぼっていくスタイルは何故選ばれたのだろう。おそらく、それは3.11で日本が決定的に変わったという通説を否定するためだ。ひどい災害と原発事故を経ても、問題は変わらず残っている。むしろ基本路線はそのままで事態はよりひどくなっているのだ。あらゆる事象を包括的・敷衍的に論じるために、散漫な印象を抱くかもしれないが、実際には何度も同じことを繰り返し述べている本だと思う。つまり、エリーティズムにもポピュリズムにも陥らない道を探ること。その一点への突破を目標に掲げている点で、信頼に値する。

  • ミエル さん

    著者の構成力に疑問が…。全般的に風呂敷を広げ過ぎた印象。これでは正しく主題を掴むのに苦労する人続出じゃないかと思う。とにかく、生きる上では学ぶこと考える事をやめるな、ということだけは納得。 ただ、ゴーギャンの装丁は素敵なんだけどね。完全にジャケ買いなのでまあいいか。

  • 冬佳彰 さん

    うーん、何だかモヤモヤしつつ、読了。途中の、オタク系からナンパ系とかの都市ローカル的論説部分は(それを普遍化する作業なんだろうが)、かなり興味がなく、結構、苦労しながら読み進んだ。本書にナニを求めるかにもよるが、「なんかな、後出しジャンケン的な論だな」とか失敬なことも思いつつ。まあ社会学に後出しジャンケン以外のものを求めるのは筋違いだろうと言う話もあるかなあ。無論、途中、激しく肯く箇所もあり、着地点は一体、何だったんだろう?と言う疑問も残りつつ、着地点なんか生きた現実世界にはないのね、などとも。

  • ジュンコ さん

    エネルギーを使う読書。要再読。

  • koke さん

    再読。民主制は誤るが、他の体制は論外。ゆえに行政を事後的にチェックすることが欠かせない。しかし人々は脆弱な自己のメンテナンスに汲々としている(そうなってしまう構造的な理由がある)。処方箋は共同体への参加と包摂。そのプロセスを開始させるためにエリートが要請される。このこととエリート支配やリバタリアンパターナリズムとの距離は微妙だと思う。微妙だが大事だ。そして今、コロナで専門家システムの存在感は増したが陰謀論も広まった。手遅れでしょうか先生、と聞きたい気分だ(「お前がやれ」と言われるんだろうな)。

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宮台真司

1959年宮城県生まれ。社会学者、映画評論家。東京都立大学教授。1993年からブルセラ、援助交際、オウム真理教などを論じる

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