ジハード 3 氷雪燃え立つアスカロン 星海社文庫

定金伸治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061389694
ISBN 10 : 4061389696
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
追加情報
:
305p;15

内容詳細

ラスカリスとルイセによって、ようやく救い出されたヴァレリー。しかし彼は、深い傷を癒すいとまもなく、次なる戦場・アスカロンへと向かう。自らの身に着せられた裏切り者の汚名をすすぎ、イスラム世界を彼の大切な女性を守るために…。そして、リチャードよりアスカロン攻めの首将に任じられたのは、ウィルフレッド・アイヴァンホー。若き獣が、燃え立つような闘志とともに大軍を率い、アスカロンの城壁に迫る―!定金伸治の贈る歴史的名篇、二将の魂がしのぎを削る、峻烈の第三弾!

【著者紹介】
定金伸治 : 作家。1971年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1991年、『ジハード』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    囚われの身から脱出したヴァレリーが、拠点アスカロンを舞台に氷炎の貴公子アイヴァンホーと対決。ヴァレリーの辛い過去が語られたりもしましたが、誰もがそのあり方に苦悩しながら、行動し決断していく様を描いているこの物語は、人物が魅力的な一方でどうしても話が重くなりがちな側面もあります。ただ自ら投石機を用いてヴァレリーの元に飛び込んでいくエルシードの破天荒ぶりや、怠惰であろうとしながらヴァレリーを気にかけずにいられない皇太子アル=アフダルのような存在が、雰囲気をうまく中和するいいアクセントになっていると思いました。

  • まりも さん

    氷炎の貴公子アイヴァンホーとの対決。圧倒的な才能、実力を持つアイヴァンホーと弱さを知り弱さと生きるヴァレリー。アスカロンを舞台にシャーウッドの面々も集まりヴァレリーを中心に多くの才能が動き出しましたね。エルシードとも無事再会できてよかった。エルシードがヴァレリーを怒鳴る姿は読んでいて安心できる。今後の展開も楽しみです。

  • がくちゃびん さん

    やはり最後のアスカロン脱出は鳥肌が立つよね……結末も戦い方もわかってるのに、脱出シーンは本当に痺れました。特にジョフリーの叫びで興奮は最高潮ですわ。「アイヴァンホー様の作戦は完全だった。一分の隙さえありはしなかった。そして俺も失策は起こさなかった!それがなぜ、負ける!なぜこのように弄ばれる!余りにも理不尽だ!人が奴を斃す事は不可能だとでもいうのか!」悪魔の智慧、常敗の名将、主人公ヴァレリー!早く続きを読まないと!

  • サケ太 さん

    うつくしい本。氷炎の貴公子サー・ウィルフレッド・アイヴァンホー との対決。シャーウッドの戦士たちも続々と集まり、ヴァレリーと対峙する。アスカロンを圧倒的な敵の兵力で囲まれる。確実な撤退を行うための、ヴァレリーの奇策とは。エルシードは乱暴だが、前回の別れや誤解から、今回合流した時の安心感は良かった。

  • ねぎ さん

    英雄と欠陥人間。歴史と戦争。大義と教義。絶望と痛みを知りながらも戦おうとするのは何故だろう。きっと、すごく単純な理由の気がする。

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定金伸治

作家。1971年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1991年、『ジハード』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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