ガリツィア全史 ウクライナとポーランドをめぐる歴史地政学 境界地域研究

安齋篤人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784908468803
ISBN 10 : 490846880X
フォーマット
出版社
発行年月
2024年12月
日本
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

ウクライナ・ナショナリズム涵養の地なのか?

ロシアに支配されたことがなく、ウクライナ人の国が存在した歴史上重要な地、ハーリチ・ヴォリーニ公国、西ウクライナ国民共和国‥

ウクライナ民族主義者組織やバンデラで知られる一方、ギリシャ・カトリックの下でリベラリズムを育んだ地でもあった。

ロシアによる侵略以降ポーランドとの連帯感が高まるも、第一次大戦からナチス期の歴史認識では対立を抱える。

ドイツ・ハンガリー・リトアニア・ハプスブルク・チェコスロヴァキア・ルーマニアとも密接に関係し、中東欧政治を理解する上で極めて重要なエリア。

【著者紹介】
安齋篤人 : 東京大学大学院総合文化研究科地域文化専攻博士課程在学中。1993(平成5)年、茨城県生まれ。東京外国語大学国際社会学部卒業後、東京大学大学院総合文化研究科地域文化専攻修士課程修了。ポーランド政府奨学金を受給し、ヴロツワフ大学留学(2021‐2023年)。専門は中東欧ユダヤ近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yoneyama さん

    ニッチな地域のニッチな歴史だったけど、ウクライナ戦争でホットな地域に。でも今回の戦争がいきなり始まったのではなくここはずっとホットな地域だったのだ。ウクライナでもありポーランドでもあり国名としてはオーストリア帝国でもありロシア帝国でもあった狭間の地域。ガリツィアとは漠然と覚えていたがリヴィウ州、イヴァノフランキウシク州、テルノーピリ州と知る。ポーランドのマヲポルスカも微妙。図や写真が豊富で、中途半端な印象記憶を治すことが出来た。著者は東大博士課程の1993年生まれ。この出版社は旧ドイツ領全史も装丁がよい。

  • たこ焼き さん

    地繋ぎのヨーロッパは民族のアイデンティティは曖昧なので国としての一体性は権力争いと密接に絡む。明らかな被害者と加害者の構図で日本人はみるが、実態は主導権のせめぎ合いで領土の正当性は曖昧である。ただ比較的その領土を長く統治し安定的に治めた民族集団に正当性はあるような気はする。ノンポリで安定して隣人と仲良くやっていた一般人がナショナリズムや民族主義を掲げた権力闘争に巻き込まれて生活を壊され、隣人を憎み殺し合う構図に陥る現実。戦争し駆逐し追放し追放されを繰り返す。

  • Fernweh さん

    私バキバキに入門段階でして、やはりここは新書からのデビューが望ましかったかと思いながらも通読。 これまでドイツの暗い歴史を見まくっていたように思うけれど、東欧と呼ばれる地域の不遇と言ったらないぞ、というあたりに興味が追いついて、ようやく過去に鑑賞した映画などに描かれていたものがなんだったか気づいたりし始めるからとても良い。圧倒的に足りていない脳みそ、今から足していきたい。今年ワルシャワ、クラクフ、ブダペスト行きました。某岡本先生と某藤岡さんの影響もありました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

安齋篤人

東京大学大学院総合文化研究科地域文化専攻博士課程在学中。1993(平成5)年、茨城県生まれ。東京外国語大学国際社会学部卒業後、東京大学大学院総合文化研究科地域文化専攻修士課程修了。ポーランド政府奨学金を受給し、ヴロツワフ大学留学(2021‐2023年)。専門は中東欧ユダヤ近現代史(本データはこの書籍

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品